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今日は何の日?

■新型「G37クーペ」がニューヨークショーでデビュー

2007年3月に公開された「インフィニティG37クーペ」

2007(平成19)年3月13日、日産自動車は同年4月6日~15日に開催される“ニューヨーク国際オートショー2007” (New York International Auto Show2007)で2代目となる「インフィニティG37クーペ(Infiniti G37 Coupe/日本名:V36スカイラインクーペ)」を出展することを発表した。初代は日本では2003年1月に「V35スカイラインクーペ」としてデビューした。

V35スカイラインをよりスポーティにしたV35スカイラインクーペ

2003年1月にデビューした日産V35型「スカイラインクーペ」

今回発表された「インフィニティG37クーペ(V36スカイラインクーペ)」の初代に相当するのは、2002年6月に米国でデビューした「G35クーペ」、日本では翌2003年1月にデビューした「V35スカラインクーペ」である。

2001年6月デビューの日産11代目「V 35型スカイライン」

G35クーペ(スカイラインクーペ)は、2001年6月に発売された11代目「V35スカイライン」をベースにして、“スタイリッシュ&高性能”をコンセプトに流麗なスタイリングの高性能2ドアクーペに仕立てられた。注目は、セダンと共通のL字型テールランプながら、その中にLEDを丸形に配列して、セダンとは異なるスカイライン伝統の丸形テールランプを復活させたこと。

2003年1月にデビューした日産V35型「スカイラインクーペ」のリヤビュー

パワートレーンは、最高出力215ps/最大トルク27.5のセダンよりも、よりハイパワーな280ps/37.0kgmを発揮する3.5L V6 DOHCエンジンをFM(フロントミッドシップ)レイアウトにしたFRで、トランスミッションは5速ATおよび6速MTが用意された。

この頃、スカイライン自体の人気に陰りが見え始めていたが、米国のG35クーペは米国“カー・オブ・ザ・イヤー”に輝くなど高く評価され、これが日本投入を後押ししたとされている。

ちなみに、日本のV35スカイラインクーペの車両価格は、325万~356万円。しかし、日本での人気は期待したほど伸びなかった。

G37クーペのベースとなった12代目V36スカイライン

2006年11月にデビューした日産12代目 V36型「スカイライン」

V35スカイラインは、2006年11月に12代目となる「V36スカイライン」へモデルチェンジした。基本的にはV35のキープコンセプトで、先代譲りの流麗なスタイリングが継承され、ホイールベースは同一ながら全長と全幅が若干拡大され、全高は僅かに下げられた。

2006年11月にデビューした日産12代目 V36型「スカイライン」のリヤビュー

パワートレーンは、最高出力225ps/最大トルク26.8kgm を発揮する2.5L V6 DOHC(VQ25HR)と315ps/36.5kgm の3.5L V6 DOHC(VQ35HR)の2種エンジンと、5速ATの組み合わせ。駆動方式は先代同様FRをベースにアテーサET-Sの4WDが設定された。

また、新たに4WS(4輪操舵)や可変ステアリング、自動ブレーキシステム、前車追従型クルーズコントロールなどがオプション設定され、先代に対する安全装備の進化も特徴だった。

“ニューヨーク国際オートショー2007”での公開が発表されたG37クーペ

2007年3月に公開された「インフィニティG37クーペ」

12代目V36スカイラインの約9ヶ月後の2007年3月のこの日、V36スカイラインをベースにした2代目となる「インフィニティG37クーペ」が“ニューヨーク国際オートショー2007“で公開された。

2007年3月に公開された「インフィニティG37クーペ」のサイドビュー

フロント周りはヘッドランプの内側回り込んだフェンダーラインや抑揚感のあるエンジンフード、精悍なヘッドランプなどを装備して、クーペならでは流麗なラインが構成された。

シャシーや足回りは専用チューニングが施され、他にも4WAS(4輪アクティブステア)やVDC(ビークルダイナミクスコントロール)、車速感応式パワーステアリング、インテリジェントコントロール(低速追従機能)など先進技術も多く盛り込まれた。

「インフィニティG37クーペ」、V36型「スカイラインクーペ370GT」搭載のVQ37VHR 型3.7L V6 エンジン

パワートレーンは、先代より大幅にパワーアップした最高出力333ps/最大トルク37.0kgmを発揮する3.7L V6 DOHC VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)エンジン(VQ37VHR)と、6速MTおよび5速ATの組み合わせ、駆動方式FRのみである。

2007年3月に公開された「インフィニティG37クーペ」の日本版、V36型スカイラインクーペ
「インフィニティG37クーペ」の日本版、V36型スカイラインクーペのリヤビュー

インフィニティG37クーペは米国で同年8月、日本では「V36スカイラインクーペ」として同年10月に発売された。ちなみに日本での車両価格は、369.5万~447.3万円だった。

「インフィニティG37クーペ」の日本版、V36型スカイラインクーペのコクピット
「インフィニティG37クーペ」の日本版、V36型スカイラインクーペのフロントシート

日本市場に放たれたV36スカイランクーペは、月販目標200台に対して発売後2週間で受注1562台に達して好調に滑り出しが、その後は徐々に低迷して2016年には国内生産を終えた。

「インフィニティG37クーペ」の日本版、V36型スカイラインクーペ詳細

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日産の国内セダンは、「V37スカイライン」のみとなり、インフィニティブランドでは「Q50(スカイラインセダン)」と「Q60(スカイラインクーペ)」が姿を消し、セダンとクーペモデルはなくなった。いずれも次期車の噂はあるものの、日産のセダンについては不透明な状況が続いている。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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