ホンダのプレビュードが米国市場で苦戦を強いられているというニュースをお伝えしていたが、この2月に入りの納車台数が伸び初めていることがわかった。

ホンダ プレリュード新型

日本で好調なスタートを切ったプレビュードだが、米国市場では、発売1ヶ月でわずか174台しか売れず、出だしは低調だった。

ホンダ プレリュード新型

2026年1月に入っても、販売台数216台という苦しい状況が続いていた。これは、プレビューが初めてフルに発売された2025年12月の174台と比べると確かに改善しているが、ホンダが当初目標とする月平均300台には依然として及んでいない。

この低迷は、米国市場での4万2000ドル(約657万4000円。うち、送料1195ドル(約18万7000円)を含む)という、日本での価格より約40万円高の高額なプライスが大きな原因の一つと見られていた。ところが、2月に向けてプレリュードは静かに勢いを増し、2月の販売台数は1月比38.4%増を記録した。

2月のプレリュードの販売台数は299台。これは前年12月の174台から大きく増加したことになる。また、同時期の販売台数が277台だった宿敵、スバルBRZを上回ったことも特筆すべき点といえるだろう。

ただしプレリュードは、まだホンダ自体の売上に貢献できてるとは必ずしも言えない。ホンダは先月米国市場にて、合計9万7226台を販売したが、これは前年比で0.5%の減少となっている。

その内訳を見ると、パスポート改良新型は引き続き人気のようで、先月の販売台数は35.7%増の4746台となった。フェイスリフトされたパイロットも2.5%増、リッジラインは22.2%増だ。その他の好調な販売台数には、アコード(23.1%増)とCR-V(3.8%増)が挙げられる。

アキュラの販売台数は、エントリーレベルのADXの好調な販売により、17.3%増の1万936台となった。ADXは、MDXに次ぐアキュラブランドで2番目に売れているモデルとして、急速に地位を確立したと言って良いだろう。

アキュラでは、TLXとZDXは販売終了となったものの、ディーラーは367台を販売している。今年後半にはRDXが生産終了となるが、これは2028年に復活すると見られており、ハイブリッドパワートレインが搭載されることが発表されている。

ホンダは北米市場でのプレビュードの月間販売台数を300台と設定しているが、その達成は目前となっており、まだまだ先にいる難敵GR86(2025年12月は576台)の背中も見えてくるかもしれない。また、噂されている“タイプS”や“タイプR”が登場すれば、日本メーカー製2ドアクーペのトップの座さえ掴む可能性があるだろう。