日産メキシコは、同ブランド最廉価セダンである「ヴァーサ」改良新型の画像を先行公開した。
ヴァーサは、2011年にメキシコで発売され、日本では「ティーダ・ラティオ」として販売されていた。2022年にフェイスリフトされたヴァーサは、長年にわたり数百万台を販売する同国で最も売れているモデルとなっている。

改良新型では、外観を徹底的に刷新し、フロントエンドを大幅に刷新した。フロントバンパーはムラーノを彷彿とさせ、分割された光沢のあるブラックのトリムエレメントで繋がったヘッドライトは、エクストレイルと同じハウジングだ。グリルも以前よりも大幅にスリムになり、下部のバンパーインテークは延長されている。

興味深いことに、リヤビューの公式画像はまだ公開されていないが、SNSでリークされた画像では、新デザインのテールランプと、トランクリッド全体に大きくなった「Versa」の文字が確認できたようだ。
足まわりでは、新デザインのアルミホイールが個性を際立たせ、写真のカードはライトなアークティックアイスブルーメタリック仕上げだ。

キャビンの写真はまだリークされていないが、2027年型ヴァーサはダッシュボードレイアウトが刷新され、デジタルインストルメントクラスターや最新インフォテインメントシステムが搭載される可能性がある。さらに高度な運転支援機能も搭載される可能性があり、このセグメントで高まる期待に応えるモデルとなると思われる。
メカニカル面では、前世代のキックスや最近発売されたカイト・クロスオーバーと同じ日産Vプラットフォームを引き続き採用。エンジンは、自然吸気1.6L直列4気筒エンジンが復活すると予想されるが、現行モデルではマニュアルトランスミッションが既に廃止されているため、CVTのみの組み合わせとなる可能性が高いだろう。

新型ヴァーサの生産は、メキシコにある日産のアグアスカリエンテス工場で行われる。これは、長年にわたりクエルナバカにあるCIVAC工場で生産されていた前モデルからの生産変更となる。後者の工場は2026年3月までに閉鎖される予定で、これは一つの時代の終わりを告げるものだ。
地元メディアの報道によると、次世代ヴァーサは、手頃な価格のセダンの需要が依然として高いメキシコやブラジルなどのラテンアメリカ市場でのみ販売される可能性がある。

改良新型の価格は未発表だが、現行型の200万円台中盤という価格帯はヴァーサ最大の魅力であるため、ほぼ維持すると予想。最先端の技術と低価格という魅力をもつコンパクト「ヴァーサ」だが、日本復活となればセダン復権の足がかりとなるかもしれない。

