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今日は何の日?■フェアレディZヘリテージエディションを発表

2018(平成30)年3月19日、6代目(Z34型)「フェアレディZ」に「ヘリテージエディション」を追加設定し、同年5月11日に発売すると発表した。本モデルは、北米で人気を博し1977年に設定された「280Zスペシャルデコレーションパッケージ」のデザインをリメイクしたもので、ボディのセンターとサイドに配されたレーシングストライプが最大の特徴だ。
日米で大ヒットした初代フェアレディZ(S30型)


1969年10月に誕生した「フェアレディZ」は、マニアのためのスポーツカーではなく、誰でも運転を楽しむことができるGTカー的な要素を取り入れたスポーツカーだった。

フェアレディZはアメリカをメインとした海外市場をターゲットにして、スポーツカーらしいロングノーズ&ショートデッキの美しいフォルムを採用。インテリアについても、コクピット眼前に2つ、センターコンソールに3つのメーターを配置するという凝りようで、多くのファンを魅了した。

国内向けのトップグレードZ432は、3連装ウェーバー製キャブレターを装着した2.0L 直6 DOHC(S20型)エンジンは、最高出力160ps/7000rpm、最大トルク18.0kgm/5600rpmの驚異的な性能を発生した。
一方、北米向けは 「Datsun 240Z」として販売され、国内向けよりもパワフルな最高出力150ps/最大トルク21.0kgmの2.4L 直6 SOHCエンジンを搭載。このモデルはポルシェと同等の性能を持ちながら半値程度の価格で提供されたため、北米市場で爆発的なヒットを記録した。2.4Lモデルは、1971年10月には国内にも投入された。
北米の280Zで流行ったデコレーションパッケージ(ZZZap)

さらに1975年5月には、排気量を2.8Lに拡大した「Datsun 280Z」が北米に追加された。最高出力155ps/最大トルク23.5kgmを発揮する2.8L 直6 SOHCだが、当時は排ガス規制が強化された時期であり性能的には抑えられたが、ボッシュの電子制御燃料噴射が採用されたのがトピックだった。

この280Zの1977年モデル限定の外装特別仕様パッケージが、デコレーションパッケージ(ZZZap)と呼ばれ、当時北米で人気だったストライプやスポーティなエクステリアを強調した仕様。象徴的なのが、ボンネットからサイドにかけて走る大胆なイエロー系ストライプであり、他にもバンパーとミラー、モール類がブラック仕上げされ、標準的な280Zをより精悍に見せた。

当時排ガス規制強化で日米欧の自動車メーカーの性能が頭打ちになる傾向があったが、北米ではその代わりにエクステリアを派手にすることでスポーツカーの魅力を引き出すということが流行っていたのだ。
ZZZap仕様を再現したフェアレディZ・ヘリテージエディション
2018年3月のこの日、日産は6代目(Z34型)「フェアレディZ」のモデルラインナップに「ヘリテージエディション」を同年5月11日に発売すると発表した。

フェアレディZ・ヘリテージエディションは、上記のように北米で人気を博した1977年モデルの「280Zスペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)」のデザインをリメイクしたもので、当時人気を獲得していたボディのセンターとサイドに配されたレーシングストライプが最大の特徴である。
インテリアでは、ステアリングホイールやセンターコンソール、シフトノブなどに、ブラックと鮮やかなイエローのコントラストをあしらい、専用シートにはイエローの「370Z」の刺繍。ボディーカラーは、特別塗装色の「プレミアムアルティメイトイエロー」のほか4色が設定された。
パワートレーンは、最高出力336ps/最大トルク37.2kgmを発揮する3.7L V6 DOHCエンジンと、6速MTおよび7速ATの組み合わせ。車両価格は、408.02万円(6速MT)/415.8万円(7速AT)に設定された。

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黄色に黒という組み合わせは、注意喚起や危険を示す標識などに使われる目立つ色の組み合わせ。追加されたフェアレディZ・ヘリテージエディションに乗れば、周囲から視線を集めるは必須、かなりの勇気がいるのではないだろうか。
今日がなにかの記念日になるかもしれない。





