左ハンドルのまま導入されるパスポートとアキュラ・インテグラ
トランプ大統領政権下で、日米間の貿易不均衡問題が生じた。しかし、米国の安全基準を満たせば日本での複雑な追加試験なしで販売が可能にするという、従来の規制撤廃により、2026年後半から各メーカーの米国製モデル輸入ラッシュがみられそうだ。


ホンダが逆輸入を決定、検討しているのが大型SUV「パスポート」と、「インテグラ」だ。パスポートは1994年に米国から日本に輸出されたが、最新モデルとして日本に逆輸入されるのは今回が初めてだ。
パスポートでは、オールテレインタイヤとホンダの最新AWDシステムが搭載する、最上級グレードであるトレイルスポーツ・エリートのみを日本に逆輸入する。
インテグラは、1985年から2007年まで日本で販売され、高い人気を誇っていたが、生産終了。2021年に北米仕様がアキュラブランドから販売されたが、日本への導入はされなかった。
日本へは、最高出力320psを発揮、2.0ターボエンジンと6速マニュアルギアシフトが搭載する、高性能「タイプS」のみが販売される予定だ。日本発売となれば、日本にアキュラは存在しないため、「H」のロゴに置き換えられる可能性もあるだろう。
ここで両モデルに共通する問題がある。それはステアリングホイールだ。両車とも、右ハンドル市場の日本に左ハンドル車として導入されるのだ。
トヨタが逆輸入を検討しているカムリやタンドラは、北米メインでありながら、オーストラリアで販売しているため、右ハンドル仕様も存在。また、シボレーは、日本で年間約340台しか販売していないコルベットさえ、右ハンドルモデルを製造している。もちろん、英国やオーストラリアでも販売されているが、それでも年間500台にも満たないコルベットでも、だ。
2026年後半に輸入を開始する計画だが、米国では、この左ハンドル問題を大きな賭けと見ているメディアもある。ホンダはまだ、輸出予定台数を明らかにしていないが、そこには戦略的な迷いもあるのかもしれない。




