電気自動車だけでなくハイブリッド車としても展開
ランチアがかつて販売していた名車「ガンマ」が復活を遂げる。
ガンマは1976年から1984年まで製造・販売された、ランチアの最高級ファストバック/2ドアノッチバックだ。

そして今、ランチアは世界市場で新たなスタートを切ろうとしている。その先陣を切ったのは、2024年に発表されたランチア・イプシロン。同年イタリア国内市場でデビューし、2025年からは他のヨーロッパ諸国でも販売される。

この小型車に加え、他のモデルも計画されている。その一つがランチア「ガンマ」で、ブランドのフラッグシップモデルとして、今年末に発売予定。ランチア・ブランドのプレミアムな地位を考えると、ガンマの開始価格は少なくとも4万ユーロ(約736万円)になりそうだ。
ランチア・ガンマは当初、純粋な電気自動車として発売される予定だった。しかし、2024年12月、ランチアはフラッグシップモデルを電気自動車だけでなくハイブリッド車としても展開すると発表、経営陣は、現在の電気自動車市場の動向を理由にこの決定を正当化した。また、これにより多様なモビリティニーズに対応できるようになると述べている。
ランチアは駆動システムに関するデータをまだ公開していないが、姉妹ブランドのオペルとプジョーを見れば、その概要は十分に把握できる。両社の電気自動車バージョンは、出力が約157kW(210PS)からとなっており、オペルのロングレンジバージョンはまだ発表されていないが、プジョーバージョンは170kW(230PS)とややパワフルで、航続距離は最大698kmとなっている。
プジョーでは、デュアルモーター搭載の四輪駆動バージョンも既に注文受付中で、システム出力は240kW(320PS)だ。デュアルモーターバージョンとロングレンジバージョンはどちらも98kWhの大容量バッテリーを搭載し、ベーシックバージョンには73kWhのエネルギー貯蔵システムが標準装備されている。
内燃機関(一部電動化)については、ステランティス製の2種類のエンジンが用意されており、どちらもオペル・グランドランドとプジョー3008にも搭載されている。エントリーモデルは1.2L3気筒エンジンで、48Vマイルドハイブリッド化によりシステム出力136PS/100kWを発揮する。さらに上位モデルには、システム出力195PS/143kWの4気筒プラグインハイブリッドがある。上記のオプションはすべて、ランチア・ガンマ(2026年モデル)にも搭載可能となっている。
初公開スパイショットを見ると、プジョー(e)3008やキャデラック・リリックに似た、後方に向かって傾斜したルーフラインを備えたSUVになることが明らかだ。また、オペル・グランドランドと同様に、全長約4.65メートル、全幅1.90メートルになると予想されている。
インテリアがどのようなものになるかは現時点では不明。オペルのダッシュボードには10インチまたは16インチのスクリーンが装備される一方、プジョーは21インチのパノラマディスプレイも提供している。イプシロンは、ガンマがデジタル機能、持続可能な素材、そしてイタリアンシックを融合させた興味深いデザインになる可能性を示唆している。
その一例が、ランチア・プ+ラHPEコンセプトカーで初公開された、丸いテーブルのようなコンソール「タボリーノ」だ。 「S.A.L.A.」(Sound, Air, Light, Augmentationの頭文字)は、ボタン操作または音声入力で調整可能な、オーディオ、空調、照明の集中管理機能を指す。標準のトランク容量は約500Lで、同グループの姉妹モデルと同等だ。
ランチアは新型ガンマの発売を2026年に予定しており、今後数ヶ月にわたり詳細が徐々に明らかになることを期待できそうた。その後、2028年には新型ランチア・デルタが加わり、復活したこのイタリアブランドの3モデルラインナップが完成する予定となっている。













