LEXUS LM500h version L
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Mercedes-Benz VLE 300 electric
日欧でサイズ感の異なる高級MPV




2023年、それまでアジア限定で販売されていた「レクサス LM」が、グローバルモデルとして2代目へとモデルチェンジ。現行モデルは、今回の一部改良を含めて、装備面などを定期的にアップデートを繰り返している。現在、日本市場には2.4リッター直列4気筒ガソリンターボベースのハイブリッドパワートレインを搭載する、4人乗りの「LM500h “EXECUTIVE”」と、6人乗り「LM500h “version L”」が導入される。
メルセデス・ベンツは、2026年3月にフル電動マルチパーパスバン「VLE」をワールドプレミア。VLEは標準ボディとロングボディをラインナップし、まずは1モーターの「VLE 300 エレクトリック」、続いて2モーターの「VLE 400 4MATIC エレクトリック」が導入される。現時点でアナウンスされていないが、今後商用車タイプや様々なパワートレインが導入される可能性があるようだ。
LM500hとVLEの標準ボディを比較すると、なんとVLEが全長で184mm、ホイールベースで342mmも大きい。これは大型MPVと言えども、市街地での取りまわしの良さを重視しながら、独自の進化を遂げてきた日本製“ミニバン”と、サイズに制約のない欧州製MPVという成り立ちの違いがある。
レクサス LM500h version L
ボディサイズ=全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm
ホイールベース=3000mm
車両重量=2440kg
タイヤサイズ=225/55R19
メルセデス・ベンツ VLE 300 エレクトリック
ボディサイズ=全長5309mm×全幅1999mm×全高1943mm
ホイールベース=3342mm
トヨタ独自のハイブリッドによる繊細な制御




レクサス LM500hは、エンジン単体で275PSを発揮する2.4リッター直列4気筒ターボに、フロントモーター、リヤモーターの「eAxle」を組み合わせた「パフォーマンスハイブリッドシステム」を搭載。トヨタ独自のストロングハイブリッドシステムが、内燃機関とモーターをインテリジェントに制御し、高い燃費性能を実現した。「VLE 300」はフロントアクスルにモーターを搭載し、最高出力は276PSを発揮。容量115kWhのNMCバッテリーにより、最大航続距離は700kmを超える。
レクサス LM500h version L
エンジン形式=直列4気筒ターボ+ハイブリッド
排気量=2393cc
最高出力=275PS/6000rpm
最大トルク=460Nm/2000〜3000rpm
フロントモーター出力=87PS
リヤモーター出力=103PS
トランスミッション=6速AT
駆動方式=AWD
メルセデス・ベンツ VLE 300 エレクトリック
エンジン形式=1モーター
最高出力=276PS
駆動方式=FWD
最大航続距離=700km以上
独自進化を続けてきた日本型ラグジュアリー




LMはコクピットに12.3インチTFT液晶メーター、センターコンソールに14インチタッチディスプレイを配置。6人乗りの仕様の「LM500h version L」は、レクサスを名乗るに相応しいゴージャスなトリムにより、全てのシートにパーソナルな居住空間が確保された。4人乗りの「LM500h “EXECUTIVE”」は、後席にパナソニック製48インチディスプレイシステムも導入される。
VLEは最新モデルらしく、10.25インチドライバーディスプレイ、14インチセンターディスプレイ、14インチフロントパッセンジャーディスプレイを並べた、未来的なコクピットが特徴。現時点で発表された仕様では、最大8人乗りまで対応する。リヤシートには格納式の31.3インチパノラマスクリーンを装着することができる。
高いユーティリティ性で日本でも支持を集めてきたVクラスの後継として、最新技術が惜しげもなく投入されたVLE。日本をはじめとするアジア市場のニーズに応え、後席の快適性を徹底的に追求してきたLMと比べると、コンセプトの違いは明白だ。現時点でVLEの日本市場への投入はアナウンスされていないが、フル電動パワートレインを搭載する高級MPVは、唯一無二の存在として大きな存在感を持つことになるだろう。
車両本体価格
レクサス LM500h version L 1520万円
メルセデス・ベンツ VLE 300 エレクトリック 日本未導入

