ディテール解説

アンダーカウルのエアダクトは、右側がシート下にあるリチウムイオンバッテリーを、左側はISGの冷却を担当する。ラジエーターは大小二つあり、小さい方は水冷式の駆動モーター用だ。
燃料タンク容量は14Lで、ガソリンは無鉛プレミアム指定だ。ハンドル切れ角は左右30度ずつと少なく、狭い場所での取り回しはやや困難だ。
4.3インチのフルデジタルTFTカラーディスプレイを採用。スマホとの連携機能あり。画像はスポーツモードだ。今回の試乗における実燃費は22.9km/Lだった。
駐輪スペースなどの移動で運転者をサポートするウォークモード。スロットルを開けると前進(約3km/h)、ゼロ位置からさらに閉じる方向へ動かすと後退(約2km/h)する。
タンデムシートはキーロックを解錠すると取り外せ、さらに中のワイヤーを引くとライダーシートも外せる仕組みだ。ETC2.0車載器を標準装備。
灯火類はオールLED。ヘッドライトはコンパクトなプロジェクターとリフレクターによるハイブリッド式だ。
コンパクトなテール&ストップランプを採用。テールカウルには、バッテリーを冷却したあとの熱せられた空気を排出するためのエアアウトレットが設けられている。

カワサキ ニンジャ 7 ハイブリッド 主要諸元

システム最高出力 51kW(69PS)/10,500rpm
システム最大トルク 60N・m(6.1kgf・m)/2,800rpm
エンジン最高出力 43kW(58PS)/10,500rpm
エンジン最大トルク 43N・m(4.4kgf・m)/7,500rpm
エンジン種類 水冷4ストローク並列2気筒
総排気量 451cm³
内径×行程 70.0mm×58.6mm
圧縮比 11.7:1
弁方式 DOHC 4バルブ
燃料供給方式 フューエルインジェクション(ø36mm×2)
点火方式 バッテリー&コイル(フルトランジスタ点火)
始動方式 インテグレーテッドスターターゼネレータ
潤滑方式 強制潤滑方式/ウェットサンプ
エンジンオイル容量 2.6L
モーター最高出力 9.0kW(12PS)/2,600~4,000rpm
モーター最大トルク 36N・m(3.7kgf・m)/0~2,400rpm
モーター種類 水冷交流同期電動機
走行モード SPORT-HYBRID/ECO-HYBRID/EV
バッテリー リチウムイオンバッテリーパック
バッテリー総電圧 50.4V
トランスミッション形式 常時噛合式6段リターン(電子制御式マニュアルモード付オートマチック)
一次減速比 2.218(71/32)
ギア・レシオ 1速 2.235(38/17)
ギア・レシオ 2速 1.800(36/20)
ギア・レシオ 3速 1.500(33/22)
ギア・レシオ 4速 1.240(31/25)
ギア・レシオ 5速 1.074(29/27)
ギア・レシオ 6速 0.964(27/28)
二次減速比 3.071(43/14)
クラッチ形式 湿式多板
動力伝達方式 チェーン

フレーム形式 ダイヤモンド(トレリス)
懸架方式(前) テレスコピック(インナーチューブ径41mm)
懸架方式(後) スイングアーム(ニューユニトラック、スプリングプリロード調整可能)
ホイールトラベル(前) 120mm
ホイールトラベル(後) 114mm
キャスター 25.0°
トレール 104mm
ステアリングアングル(左/右) 30°/30°
タイヤサイズ(前) 120/70ZR17M/C(58W)
タイヤサイズ(後) 160/60ZR17M/C(69W)
ブレーキ形式(前) デュアルディスク(外径300mm)
キャリパー(前) デュアルピストン
ブレーキ形式(後) シングルディスク(外径220mm)
キャリパー(後) デュアルピストン

全長×全幅×全高 2,145mm×750mm×1,135mm
軸間距離 1,535mm
最低地上高 130mm
シート高 795mm
車両重量 228kg
燃料タンク容量 14L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料消費率(国土交通省届出値) 31.0km/L(60km/h・定地燃費値、2名乗車時、SPORT-HYBRIDモード)
燃料消費率(WMTCモード値) 23.6km/L(クラス3-2、1名乗車時、SPORT-HYBRIDモード)
最小回転半径 3.4m
乗車定員 2名
生産国 タイ王国
型式 8AL-CX500A
メーカー保証 2年(+カワサキプラザ保証1年)