EV1本化撤回で変わる、次期Aクラスの行く末・・・

メルセデス AMG A35

メルセデスは電気自動車について過度に楽観的であり、2025年までにハイブリッド車とEVが販売の50%を占めると主張していた。
新たに設定されていた、2024年までに総出荷台数の21%にまで達成するという目標も実現しそうにない。

メルセデス・ベンツ Aクラス

厳しい現実に直面し、メルセデスは今年中に最も安価なガソリン車の生産を終了することはなさそうだ。

ただし最新情報では、メルセデスがラインナップを統合する中で、Aクラス後継モデルがEVとして登場する可能性は十分にあるようだ。
計画はまだ発表されていないが、デザインディレクターのロバート・レスニック氏は英「Auto Express」のインタビューで、新型ハッチバックが2020年代後半にEVとして登場する可能性があると語ったようだ。

同氏は、新型MMA(モジュラー・メルセデス・アーキテクチャー)プラットフォームの特定の要件を満たすために、生産ラインに大きな変更は必要ないと主張している。
メルセデスは、次世代EV技術、革新的なデザイン、そしてコスト効率を実現するために、MMAプラットフォームの汎用性を拡大することに重点を置いているようだ。

メルセデスが2023年にコンパクトカーのMMAラインナップを初めて発表した際、CLA、CLAシューティングブレーク、GLA、GLBの4モデルを計画していた。
そして、電気自動車のAクラスが実質的に同ファミリーの5番目のモデルになると示唆している。

Aクラスは、メルセデスのラインナップへの実質的なエントリーモデルであり、ドイツ国内市場では37,401ユーロ(約685万円)からとなっている。
先月、CEOのオラ・ケレニウス氏は、内燃機関車と純電気自動車の価格が同等になるのは「まだ何年も先」だと認めた。
ケレニウス氏はさらに、内燃機関車と電気自動車の価格差を見れば、顧客がその違いを実感できるだろうと述べた。

メルセデスは、2030年までにプラグインハイブリッド車と電気自動車(EV)が総出荷台数の最大50%を占めると予測している。
これは、2年前に同社が2030年代末までに一部市場で完全電気自動車化を達成すると発表していた予測と比べて大きな変化といえる。
新たに設定された目標に基づくと、EV普及が予想よりも低調なことを受け、同社は2030年代もガソリンエンジン搭載車の生産を継続する意向であると推測できる。

Aクラス後継モデルが内燃機関エンジンを廃止するのか、最も安価なガソリン車の製造を継続するのか、答えは1年ほど先になりそうだ。

確実なのは、後継モデルのデザインは、EQEやEQSのようなモデルに見られる流線型のスタイリングを避け、CLAの長いボンネットとより伝統的なハッチバックのプロファイルを踏襲するということだ。