トレイルシーカーはソルテラのアニキ的な存在感

スバル「トレイルシーカー」を清水和夫が群サイ攻め!

「おぉ~、こんなに速いの!? アイスバーンだよ~。おっかないよ~!」

雪の群サイをなめんなよ!

パワーあるな!! 280kWだから馬力で言うと380psくらいか。トルクは多分500Nm超えている。フロントモーターはソルテラと一緒だが、リヤモーターがデカい。なのでハイパフォーマンスモデルと言えるし、パッケージ的にはソルテラよりもちょっと大きく、いわゆる“アウトバック”なのだ。ヨーロッパでは“e-OUTBACK”(←表記は分からず)という名前で売るそうだ。

ソルテラよりもチョイ長いトレイルシーカー

いや~今日の路面は難しい。アイスバーンからいきなりドライの舗装で日陰は圧雪。今はエコモードなのでパワーは遠慮気味だけど、速い。

スバル「トレイルシーカー」のリヤビュー

ベースはソルテラなのだが、ホールベース(2850mm)は変わらないが全長はトレイルシーカーのほうが長い(トレイルシーカー:4845mm/ソルテラ:4690mm)。なのでリヤのラゲッジスペースがソルテラよりも少し大きくなっているので、人や物がたくさん積める。

トレイルシーカーのサイドビュー。全長は4845mm
ソルテラのサイドビュー。全長は4690mm

ダイナミック性能は、リヤモーターがトレイルシーカーのほうがでかいのでソルテラよりもパフォーマンスは高いね。

氷&雪上でパワーモードは要らない!?

ドライブモードを変えてみる。エコモードから今度はパワーモード。これで最大出力280kWの500Nmくらいなのか。直線で試してみよう。

舗装面から圧雪、アイスバーンと目まぐるしく変わる群サイはヤバい!

おぉ~、速くてヤバい、ヤバい、ヤバい!! 雪の中ではじゃじゃ馬だ。

今日の路面は雪からいきなりアイスバーンになるから、スピードの加減速を調整しないと危ない。群サイは1発飛び出したらクルマがグチャグチャになりそうな鉄のガードレールもある。こんな危ないところでよくスバルは試乗会やるよな。相当クルマに自信があるのか、ジャーナリストのドライビングスキルを高く評価してくれているのか分かんね~けど。

スバル「トレイルシーカー」×清水和夫

この路面でこの500NmオーバーのBEVは無理! ランボルギーニのEVに乗っているみたいだ。今日のこの路面ではパワーモードは要らない。エコモードに戻そう…エコモードでも速いくらいだよ。

スタッドレスタイヤでも雪道は気を抜くな!

スバル「トレイルシーカー」×清水和夫

今乗っているタイヤはオプション設定される20インチの235/50R20。横浜ゴムのアイスガードというスタッドレスタイヤだが、インチは上がれば上がるほどタイヤは幅広になり面圧が下がるから、細めの方がいいよね。スノードライブの接地面は縦長・細めがいいよ。

試乗車は20インチ

普通に走ればいいんだけど、こういうところに来るとラリーっぽく走らなきゃいけないんじゃないか♪って自分で自分を追い込んじゃう。でもこうやって集中して走るっていうのはすごく大事。普段こんなに穴が開くほど路面を見ながら集中力を高めて走るっていうことはあまりないからね。

スバル・トレイルシーカー×清水和夫「ヤバいよ、この速さ!」

今日の路面は難しい。楽しいというよりも、ニュルブルクリンクの雨の中をスリックタイヤで走っているような感じ。いや~緊張と集中力を高めて、緊張の中から正確な路面を読んでスピードコントロールして道からはみ出さないように運転しないとダメだね。

グローバルなBEV「トレイルシーカー」総評!

今日試乗したボディカラーはスバル・オリジナル、ちょっとパールが入った綺麗なホワイトだ。これが雪道に映えるな

スバルが「ジャパンモビリティショー2025」で参考出展していたトレイルシーカーという完全なバッテリーEVの電気自動車。今までのソルテラと何が違うのか?というところがポイントで、全体的にユーティリティ含めて大きくなっている。基本的にはAWDなのだが、リヤのモーターがソルテラよりもちょっと大きいので、最高出力的には280kWくらいだがトルクは相当デカいと思う。前後のモーターの最大トルクを足すと多分500Nmを超えていると思う。これはパフォーマンスが高いモデルで、スバルはこのモデルを国内だけではなくてアメリカやヨーロッパにも出すので、グローバルバッテリーBEVになるのだ。

トレイルシーカーのフロントフェイス
ソルテラのフロントフェイス
トレイルシーカーのリヤビュー
ソルテラのリヤビュー
トレイルシーカーのラゲッジスペース
ソルテラのラゲッジスペース

試乗中にも話したが、ホイールベースはソルテラと一緒なのだが、パッケージユーティリティを変えたことによって全長は少し長くなっているので、イメージはアウトバックに近いような感じ。ゴルフバックは4セット積める、大きい旅行バックも4つ積める。ロングツアラーにはうってつけのバッテリーEVで、もちろん航続距離も長くなっている(トレイルシーカー ET-HS/20インチ:627km/ソルテラET-HS/20インチ:622km)。AWDにも相当こだわったために、四駆にするとちょっと航続距離が短くなる傾向にはあったのだが、最初からAWDベースで開発したこともあるのでAWDでもそんなに航続距離は短くない。

スバル「トレイルシーカー」×清水和夫

トレイルシーカーは2026年4月9日発表・受注開始予定だ。補助金は自治体により異なるが、200万円弱はもらえるのか?だったら買いやすいモデルになっているね。

SPECIFICATIONS
スバル トレイルシーカー SUBARU TRAILSEEKER(ET-HS/AWD/プロトタイプ値 ※動画内は20インチ)
全長×全幅×全高:4845×1860×1675mm
ホイールベース:2850mm
最低地上高:210mm
フロントモーター最大出力:167kW
フロントモーター最大トルク:268Nm
リヤモーター最大出力:167kW
リヤモーター最大トルク:268Nm
駆動方式:四輪駆動
サスペンション形式(フロント/リヤ):ストラット/ウィッシュボーン
ブレーキ(フロント/リヤ):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(フロント・リヤ共):235/50R18(235/50R20 ※オプション)
交流電力量消費率(WLTCモード):134Wh/km
一充電走行距離(WLTCモード):690km(627km ※20インチオプション)