2輪、4輪問わず旧車はなぜ若者に人気?
若者に旧車が人気だ。そのクルマが販売された当時を知らない彼らにとって、それは懐古主義ではなく、見たことないスタイル、デザインとして受け入れられているようだ。
もちろん、憧れだったあのクルマに乗りたいという要望ももちろん強くあり、各自動車メーカーはそれぞれに復刻部品やレストアサービスを始めてきている。
4輪でその流れは明らかに感じられるが、2輪でも同様の現象が起きている。
ただし、ヤマハ発動機が始める部品復刻プロジェクト「Yamaha Motor Iconic Collection」は、どうやら古いクルマを維持して長くヤマハ車に乗ってもらいたい、というだけの単純なプロジェクトではないようだ。

このプロジェクトを率いているカスタマーエクスペリエンス事業部の西村慎一郎氏は、プロジェクト名に冠される「Iconic」の意味として、大ヒットしたモデルに限らず、ヒットしなくてもその時代を象徴したような心に残るモデルのことだという。例えば、確かにトヨタ2000GTは日本を代表する名車というのに異論を唱える人はいないが、当時のヒット作ではなく、ひっそりと生産を終えたと聞く。
復刻第一弾は2ストロークの名車「RZ250」から
今回、第一弾として復刻されるのはRZ250初期モデルのサイドカバーとリヤカウルで検討しているという。しかし、それがみんながあこがれたヒット作で、すでに20年ほど前に純正パーツが底をついたからだけではないという。
そこには、RZ250が生まれる背景、その後のモデルへの変遷、そして今に繋がるストーリーやエンジニアリングを、系譜として伝え、最新のモデルに受け継がれていることを伝えるためだという。
また、例えば、サイドカバーなど、取り付け取り外しが行われるパーツでは、その操作を何度も繰り返しているうちに壊れやすい箇所が今となってはわかっている。そうした部分を補強して設計するなど、単に過去の部品のコピーを作るのではなく、現在のエンジニアリングで昔のパーツを作ることも考えているという。



西村氏は、自分たちはあくまでも裏方で、現在の最新モデルに繋がるまでを途切れなくする役割を担っているのだと強調する。
また、セローやWR250R/Xの70thカラー外装セットも発売を目指している。すでに生産終了しながら根強い人気を持つ車両のパーツを販売することからも、同様の狙いが見えてくる。


単純な懐古主義ではないし、往年のヤマハ車を大事にしてくれているユーザーへのファンサービスだけでもない。過去から現在へと脈々と繋がってきたヤマハの歴史を途絶えることなくリアルの世界で可視化する。そこから未来のヤマハが見えてくるはずだという信念のもと進められるのがYamaha Motor Iconic Collectionプロジェクトなのだ。
モーターサイクルショーで見られた人も、そうでない人も、まずは、コンテンツ盛りだくさんのウェブサイトを確認してほしい。
【関連リンク】Yamaha Motor Genuine Garageウェブサイト https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/genuine_garage/
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