「鉄」に目覚めたアルミのプロ!ハンターカブにマッチする“無骨さ”の追求
Gクラフトといえば、4MINI(4ストロークミニミッションの略=ヨンミニ)に乗りなら誰もが「いつかは……」と憧れる超高精度なアルミ削り出しパーツの代名詞だ。しかし、このデモ車に跨り目にするのは、力強く張り出したエンジンガードや重厚なキャリアといった「スチール製品」の数々。
「ビレットパーツが得意という自負はありましたが、CT125ハンターカブ(以下、ハンターカブ)に関してはあえて鉄製品を積極的に取り入れました」と開発スタッフは語る。その理由は、ハンターカブが持つ野生的なキャラクターを最大限に活かすため。自社工場で設計から製造までを一貫して行うからこそ実現した、車体への完璧なフィッティングと、スチールならではの「道具感」の両立。アルミの繊細さを知る彼らだからこそ到達した、最高にクールな「無骨さ」がここにある。


安心感は1.5倍増し!積載50kgの壁を越えるブレンボの威力
ハンターカブ乗りの悩み。それはキャンプ道具をフル満載した際の「ブレーキの心細さ」だろう。もちろん制動力としては十分なのだが、満載+下り坂などで、ノーマルの制動力では手に汗握る場面も……というユーザーの声があるのも事実。その不安を、ブレンボ製4POTキャリパーへの換装で解決した。
装着するにあたって、ワイドステムとブレーキキャリパーを装着するためにフロントフォークのボトムケースを新造。ホイールとのクリアランスを確保しブレンボ製4POTキャリパーを贅沢に配置することでブレーキを強化。リヤもブレンボ2POTで固める徹底ぶりだ。実走テストでの感触は、ノーマル比で「1.5倍増し」の制動性能なのだそう。YSSとコラボしたハンターカブ専用リヤショックとの相乗効果により、重い荷物を積んでいてもノーズダイブを抑え、狙った位置でピタリと止まれる。この「止まれる」という確信が、長距離ツーリングの疲労を劇的に軽減してくれるのだ。

ブレーキ力を強化するために、専用の「ワイドステムKIT」と「ボトムケース」を新造(現在開発中)。樹脂製の「ディスクガード(6820円)」もGクラフト製だ。

「G craft×YSSハイグレードサスペンション(11万円)」。スプリングは沈み始めが柔らかく、奥で踏ん張るダブルレートタイプを採用。乗り心地とキャンプ道具をフル積載時の状態をカバー。イニシャル調整は無段階で、減衰力(ダンパー)は25段階で調整可能。車高調整も+10mmでできるライダーへの優しさが詰まったパーツだ。

これぞGクラフトの真骨頂! 「スイングアーム STD 長(6万3800円)」。アルミ削り出しの極致とも言えるこのパーツは、圧倒的な強度と美しさを両立。高性能リヤショックと相まって使える足になっている。
「専用バッグ」を起点に設計!ストレスゼロのパッキング・システム
このデモ車が「旅のプロ」に見える最大の理由は、計算し尽くされた積載レイアウトにある。単にキャリアを増やすのではなく、パッキングのしやすさを最優先。センターバッグやサドルバッグを理想的な位置にホールドできるよう、各キャリアやバンパーが設計されているのだ。「積載時に専用のバッグがあった方がいい」という現場の声を形にしたこのシステムは、荷崩れの心配を皆無にし、走行中の安定感を劇的に向上させる。フロントの大型キャリアから、デッドスペースを活かすセンターキャリアまで、すてが「重い荷物を載せて走る」ために最適化されている。ちょっとした週末のキャンプから日本一周まで、あらゆる冒険をバックアップするGクラフトの解答がここにある。

キャンプ道具をフル積載する際、意外と忘れがちなのがこのスペース。「センターキャリア(2万3650円)」は、股下のデッドスペースを「夢の積載地」に変える。特筆すべきは、単に荷物を載せる場所を作るだけでなく、Gクラフト製の専用バッグが理想的な位置に装着できるように設計されている点だ。パッキングのしやすさを最優先に考えた、旅のプロならではの解答だ。

旅を快適にするのは、足周りだけじゃない。Gクラフトが特にこだわったのが「バッグとの親和性」だ。「積載する時に専用のバッグがあった方がいい」というユーザーの声を形にするため、センターバッグやサドルバッグを理想的な位置に装着できる「サドルバッグサポート(2万4750円)」を構築。リヤキャリアと合わせて使えば積載量は大幅にアップ。

リア周りをガッチリガードする「リアバンパー(1万5400円)」。小さなキャリアに大きな夢! これに「ブレーキペダルカバー」を組み合わせ、足元の操作性を劇的に向上させている。キャンプ場や林道など、悪路に挑むクロスカブには必須の装備だ。一見地味だが、長時間の走行でその真価を発揮する、ベテランも唸るチョイスだ。

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