世界を転戦した15年、そして現在はHRCテストライダーへ

まず語られたのは、タカのキャリアと現在の生活について。

「世界選手権には15シーズン参戦しました。一番最初は2008年、17歳の時にGP125クラスに参戦したのが始まりです」

イタリア・イモラから始まり、ベルガモ、そしてスペイン・バルセロナへ。長年ヨーロッパを拠点に戦ってきたタカだが、現在は日本に拠点を移している。

「やっぱり家族や愛犬と過ごせる時間が一番ですね。今はワンコと海辺を散歩したり、すごくリラックスできています」

“ランク制度”で変わる開発競争。そのど真ん中にいる

現在のタカの主戦場は、HRCテストライダーとしての開発業務だ。

MotoGPでは近年、メーカー間の戦力差を縮めるために“コンセッション制度”が導入されている。これは成績によってランク分けされ、下位メーカーほどテスト回数や使用タイヤ数、開発自由度が優遇される仕組み。

ホンダは昨シーズン、この中で最も優遇される“Dランク”からスタート。つまり通常よりも多くのテスト機会が与えられた状態だった。

その環境をフル活用し、タカは膨大なテストとフィードバックを担当。

「たくさんのテストを行い、バイクを大幅にステップアップさせることができました。その結果、最終戦でCランクに昇格できました」

つまりタカは、単なる“テストライダー”ではなく、ホンダ再建のど真ん中にいる存在というわけだ。

2027年、MotoGPは850ccへ。その開発を担う

さらにタカは、次の時代のマシン開発も担っている。

MotoGPは2027年から、現在の1000ccから850ccへと排気量を縮小。あわせて空力や各種デバイスの規制も見直される予定で、マシンの性格そのものが大きく変わる転換期に入る。

その新時代のベースとなる850ccマシンの開発を、タカがメインで担当している。

「形のないところから形になる過程に関われるのは大きな喜びですし、同時に責任も感じています」

走る側から“作る側”へ。その経験値が、次のMotoGPマシンに直結している。

イクソン×タカのコラボジャケット発表! これイケてます!

トークの終盤、いよいよ本題。イクソンとタカによるコラボレーションジャケットが披露された。

カウントダウンとともにタカが着用して登場すると、会場の視線が一気に集まる。

「すごく軽くて、ちょうど良い厚みです。薄すぎず、動きづらさもないので、かなり高品質だと思います」

“ちょうどいい”を狙ったリアルなウエア

今回のコラボジャケットは、イクソンの人気防水モデル「WINDSTOP A」をベースにしたタカエディション。ストレッチ性と防水性能を高いレベルで両立した、いわば“万能型ジャケット”だ。

最大の特徴は、全方向に伸縮する4WAYストレッチ素材の採用。前後左右あらゆる動きに追従するため、ライディング時の体の動きを妨げず、長時間のツーリングでもストレスの少ない着心地を実現している。いわゆる“着ていることを忘れる系”の快適さは、この素材あってこそだ。

さらに、防水透湿素材にはイクソン独自の「XDRYメンブレン」を採用。耐水圧26,000mm、透湿性能20,000g/㎡/24hという高いスペックを誇り、雨や風をしっかり防ぎながら内部の蒸れは外へ逃がす。つまり“濡れないのにムレにくい”という、ライディングウエアに求められる性能をしっかり押さえている。

構造としてはウィンドブレーカータイプとなっており、単体での着用はもちろん、ライディングジャケットの上から羽織るアウターとしても使用可能。メッシュジャケットの上に重ねれば防風・防寒着としても機能し、季節の変わり目からロングツーリングまで幅広く対応する。

特徴的なのは、あえて肩・肘・背中のプロテクターを装備していない点だ。プロテクター非装備とすることで軽さと着やすさに直結し、街中でも違和感なく着られるカジュアル性を高めている。

そのため、ライディング時にはプロテクター付きジャケットの上から着用する、あるいはインナープロテクターと組み合わせるのが前提。用途に応じて安全性と快適性を使い分ける、“レイヤード前提”のリアルな設計思想がこの一着のポイントだ。

また、背面にはIXONロゴのリフレクターを配置し、夜間の視認性にも配慮。ツーリングから街乗り、さらには日常使いやアウトドアまで、シーンを選ばず活躍する仕上がりとなっている。

デザイン面では、タカのアイコンである「梅結び」を胸元に配置。「人と人を結ぶ」という意味を持つこのモチーフに加え、桜や四つ葉といった和柄を取り入れ、配置やカラーリングまで細部にこだわり抜かれている。

ツーリングでも街でも使える“ちょうどいい一着”。

最近、二輪免許も取得したタカ。このジャケットを着て走る姿が見られる日を楽しみに待とう!

■「WINDSTOP A 30TAKA EDITION」製品概要

・商品名:WINDSTOP A 30TAKA EDITION
・カラー:クリーム×ブラック、ブラック×ホワイト
・サイズ:S/M/L/XL/2XL/3XL
・仕様:完全防水/ウィンドブレーカー構造/プロテクター非装備(レイヤード前提)
・特徴:軽量設計で街使いも可能、メッシュジャケットの上から着用することで防風・防寒にも対応
・販売形式:受注生産・完全限定モデル


モトチャンプ