トヨタはすでに、GRスープラの次期型を開発中と見られているが、米国市場では生産終了の直前で、その人気を再燃させていることがわかった。

トヨタ GRスープラ ファイナルエディション

米国市場における2026年2月のスープラの販売台数をみると、前年同月比117%増という伸びを見せている。これは、人気のSUVと比較すれば驚異的な数字とは言えないかも知れないが、終焉を前にしたスポーツカーとしては、異例とも言えるものだ。

トヨタ GRスープラ ファイナルエディション

昨年10月、トヨタは初めて“GR”ブランドを冠した5代目スープラの生産を終了すると発表した。プラットフォームとインテリアを共有するBMW Z4とスープラの両方を生産しているオーストリアの契約工場では、2026年3月中に生産が終了される予定だ。

しかしその土壇場に来て、GRスープラが米国市場で久々に好調な売れ行きを見せている。先月、米国のトヨタの販売店では287台を販売した。これは2025年2月の132台から増加している。年間では562台を販売しており、昨年の最初の2ヶ月間の242台から132%増加しているのだ。

GRスープラの最終モデルが特別仕様車であることも、この好調を後押ししていると言えるだろう。GRスープラ ファイナルエディションは、2色の特別な新色に加え、トヨタのレーシングカーをイメージしたステッカーが貼られたGT4スタイルのグラフィックパッケージが付属している。

しかし、現行のGRスープラが手に入らなくても心配する必要はない。トヨタの関係者は、世代交代の間隔は短くなると明言しており、新型スープラの開発が進行中であることが確認されているからだ。

しかも、第4世代と第5世代の間のように、新型登場まで20年もかかるようなことは無いのはほぼ確実。また、BMWとの協業ではなく、トヨタの独自開発となるものとみられている。他社との協業の代わりに、LCまたはRCの後継となる新型レクサスと並行開発となる可能性も噂されている。

さらに、ロータリーエンジン搭載による話題性の高いプロジェクトを常に模索しているマツダとトヨタが提携するという噂もあるのだ。

次期型パワートレインは、スープラの伝統である直列6気筒と別れを告げ、現在開発中の新開発2.0L 直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載するものと予想されている。また、48Vマイルドハイブリッドシステムと組み合わせ、最高出力は400ps超えとなることも期待されている。

6代目となる次期型の登場は、2027年と予想されている。

北米トヨタの製品企画・戦略担当シニアバイスプレジデント、クーパー・エリクセン氏は、海外メディアのインタビューにて、「私の目標は、当社の熱狂的なファンが再び夢中になれるような、素晴らしい次世代製品を開発することです」と語っており、期待は高まるばかりだ。