華やかさと実用性を兼ね備えた「ウルトラスエードパッケージ」

国内向け「WRX」初の6速MT車として2026年春頃に台数限定で発売予定の「WRX STIスポーツ♯」をはじめ、数多くの新モデルに大きな注目が集まったSUBARU/STIブース。その壁面では、やはり2026年春頃に開始予定という、新たなサービスが発表・展示されていた。それが、新旧「レヴォーグ」向け「スバルアップグレードサービス」だ。

同サービスとして設定されるのは、「ウルトラスエードパッケージ」と、「ダイナミックモーションパッケージ」、「コンフォートクワイエットパッケージ」の3種類。

初代の「レヴォーグ」(VM系(2014年6月〜2020年10月))のほか、運転席まわりの設計が共通の初代「WRX S4」(VA系(2014年8月〜2021年3月))も対象とした「ウルトラスエードパッケージ」は、ステアリングホイールのグリップとシフトノブを、表皮に東レのスエード調人工皮革「ウルトラスエード」を用いたものへ交換するというもの。

「ウルトラスエードパッケージ」のステアリングホイールとシフトノブ

極細の繊維がもたらす上品な見た目品質と、素手でもドライビンググローブ着用時でも手が滑りにくい機能性を兼ね備えており、誰にでも交換した効果がすぐに体感できる。そういう意味でも、カスタマイズの最初の一歩としてオススメしやすい。

なお、「STIパフォーマンスパーツ」にもウルトラスエードのステアリングホイールが設定されているのが、こちらはカラーがブラックのみ。

だがこちらの「ウルトラスエードパッケージ」は、バーガンディまたはダークネイビーの2色から選べるので、質実剛健なデザインのインテリアが少なからず華やぐのは間違いない。

「ウルトラスエードパッケージ」適用後の内装イメージ

レヴォーグの足回りを強化、走りを楽しむ「ダイナミックモーションパッケージ

現行2代目「レヴォーグ」(VN系(2020年10月〜))を対象とする「ダイナミックモーションパッケージ」は、フロントサスペンションロアアームとタイロッドエンドを、現行「WRX S4」(VB系(2021年11月〜))用のものに変更。

「ダイナミックモーションパッケージ」に用いられる「WRX S4」用フロントサスペンションロアアームとタイロッドエンド

フロントサスペンションロアアームはピローボールブッシュ入り、タイロッドエンドは湾曲形状になることに加え、アライメントや車体各部のボルト締結力も変更されることで、より旋回性を重視したハンドリングへとチューニングされるという。ワインディングなどで走りをもっと楽しみたいクルマ好き向けのメニューと言えるだろう。

「ダイナミックモーションパッケージ」の主な変更部位

同じく現行2代目「レヴォーグ」(VN系(2020年10月〜))を対象とする「コンフォートクワイエットパッケージ」は、前後ドアやルーフ、ホイールハウスなどに吸音材や制振材を追加するメニュー。

「コンフォートクワイエットパッケージ」の体感サンプル。いずれもハンマーで叩くと「制振材なし」の方が手に伝わる振動が早く減衰するのが体感できた

これによって、車内の静粛性が高まるだけではなく、オーディオの音質も向上し、ドライバーはもちろん同乗者の快適性もアップする。大勢で移動する機会が多い現行レヴォーグオーナーには必須のメニューにな。

なお、こうしたオーディオ音質向上も期待できるレベルの吸音材・制振材の追加は、工賃を含めた価格はもちろん重量増とのトレードオフも気になる所。だがスバルの技術説明員によれば、「開発時の解析データを持っているので、要点にのみ最低限の吸音材・制振材を追加することができる。だから重量増も少なく、コストも安く抑えられる」というから、大いに期待できそうだ。

「コンフォートクワイエットパッケージ」の主な変更部位

そして気になるお値段だが、「ウルトラスエードパッケージ」と「ダイナミックモーションパッケージ」は10万円前後、「コンフォートクワイエットパッケージ」は8万円前後。作業時間はいずれも半日程度になる見込みとのこと。いずれも内容・効果に対し極めてリーズナブルなので、予約受付が開始されたらすぐに動くべきだろう。