全回転域が超トルクフル!

2JZ-GTE+GTIII-4Rタービンという理想形

全回転域で強烈なトルクを発揮する理想の仕様…、2JZ+GTIII-4Rを搭載したマークIIブリット・フォーチュナだ。

これまで取材してきた中でも、内外装ともに群を抜いて美しい1台と言えるだろう。オーナーはJZX110Wをこよなく愛し、チューンドを2台所有。今回はその中でも、よりハイスペックな2JZエンジン換装車となるハイウェイツーリング仕様を紹介する。

JZX110Wの「フォーチュナ」とは、1JZ-GTE搭載のマークIIブリットをベースに、モデリスタがエアロや足回り、ホイールなどをトータルで仕立てた特別仕様車を指す。専用タービンによって300psを発揮する「フォーチュナ ヤマハパワー」も存在するが、今回の車両は280ps仕様のフォーチュナがベースとなる。

なお、マークIIブリットIR-Vはワゴンボディである点と5速MTの設定がない点を除けば、基本的にセダンのIR-Vと共通の構成だ。そのため、エンジンや駆動系、足回り、ブレーキなどのチューニングパーツは流用が可能となっている。

このブリットは2JZエンジンへと換装され、高速ツーリングを主目的としたストリート仕様の最高峰に仕上げられている。長く安心して乗れるエンジンを目指し、新品ショートブロックや新品ヘッド周辺パーツを用いてベースエンジンを製作。これにHKSのGTIII-4Rタービンを組み合わせ、3300rpmから過給が立ち上がる、トルクフルな550ps仕様(ダイナパック係数ゼロ)を実現している。

「とにかく綺麗に仕上げてほしい」というオーナーの要望に応え、インタークーラーやパイピングのバンパー逃げ加工は極力最小限に抑えた。貴重なフォーチュナ専用バンパーの造形を損なわないよう、細心の注意が払われている。

また、ブリット純正の4速ATは、ラスティーが得意とするMT換装によって5速化。JZX110用の5速MTを組み込み、スポーティな走りとともに、2JZ+GTIII-4Rが生み出す大トルクを確実に受け止める仕様とした。

足回りにはHKSハイパーマックスSを装着。高速移動時の快適性を重視しつつ、標準よりやや高めのスプリングレート(フロント16kg/mm、リヤ12kg/mm)を採用している。

リヤに装着される245/35R19タイヤの干渉対策についても、「ボディ加工は避けたい」というオーナーの意向を尊重。イケヤフォーミュラ製のロワアームやトラクションロッドによってクリアランスを確保している。

ブレーキは前後ともにGRカローラ用キャリパーを流用。フロントには356φローターを組み合わせ、リヤはサイドブレーキ機構の関係からJZX110W純正ローターを使用する。なお、装着に必要なブラケットはラスティーのオリジナルパーツ(予価6万円)だ。

セダン用純正部品を活用した5速MT化により、室内は一見ノーマル然とした雰囲気を保つ。ステアリングやシートの変更に加え、CAN CHECKED製のマルチメーターが追加される程度に留められている。(CAN CHECKED)が追加されている。

このクルマはサーキット走行を前提としたものではなく、主に長距離ドライブや旅行で使用されているという。かつてハードなスポーツ走行を経験してきたオーナーだけに、快適性と刺激を高次元で両立したこのJZX110Wでの旅は、何にも代えがたい楽しさをもたらしてくれるはずだ。

●取材協力:カーメイクラスティー 千葉県白井市冨士51-4  TEL:047-441-6226

「ツアラーVだけが正解じゃない!」100系マークIIグランデ改スーパーチャージャー仕様の破壊力

ツアラーVばかりが注目されがちなJZX100だが、中古市場に溢れる1JZ-GE搭載グランデには、まだ大きな可能性が眠っている。高価な1JZ-GTE換装に頼らず、エンジン本体ノーマルのままスーパーチャージャーを装着。高圧縮NAならではの鋭いレスポンスで、250ps超を実現したラスティー流チューンに迫る。

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