ロードレース世界選手権(MotoGPクラス)をはじめレース界で実績のあるKTM。東京モーターサイクルショー2026では2台の目玉が!

一つ目は2024年に発表されててから1年以上が経過しての発売となった「990 RC R」だ。レーシングマインドを確かに反映したハイパフォーマンスな一台となっている。情報自体は以前からアナウンスされていたけれど、実車が見られるブースは多くのファンが押し寄せた。

990RC Rの細部に宿るスポーツのDNA

プレスカンファレンスではマーケティング担当の増岡さんがコメント。『KTM 990 RC Rはサーキットも、ストリートも楽しみたい人に魅力的』だという。

オーストリアで製造される990 RC Rは高剛性のスチールフレームを屋台骨に、適度なしなりと剛性を高次元LC8cエンジンでバランスさせたスイングアームで構成。これに990DUKEシリーズと同型の947㏄並列2気筒エンジン(LC8c)を搭載し、最高出力127.8馬力を発生する。

さらにKTMではお馴染みのWP製APEXサスペンションやブレンボ製4ポットキャリパーHyPureブレーキなど足周りも豪華だ。

ストリートライクな一面も!

その一方で約184kg(乾燥)という車体重量はスピードだけでなく日常での扱いやすさにも直結し、容量15.7ℓという燃料タンクも航続距離を稼ぎやすい。また、シート高は845㎜とまずまず高いが、体形などに応じてフットレスト(ステップ)の調整ができるのは見逃せない。

普段使いにも配慮したエルゴノミクスを追求し、サーキット走行だけでなくロングライドもスポーティに味わえる990 RC Rは、スポーツシーンをゆるがす存在になりそうだ。

メーターはタッチパネル機能を備えた横型8.8インチTFTフルカラーディスプレイを採用。

新次元の楽しさをもたらすアドベンチャー!

もう一台は全面刷新された1390 SUPER ADVENTURE S EVOだ。排気量を従来の1301㏄から1350㏄に拡大した新世代のLC8 Vツインエンジンを新採用。

さらに、可変バルブ機構「CAMSHIFT」が採用されて、エンジン回転に応じて出力&トルク特性を最適化。低回転ではなめらかに、高回転ではスパルタンなフィーリングに変化することで走る楽しみを与えてくれる。

可変バルブやACCなどの新機能満載!

さらに注目なのはKTM初となるAMT(自動変速機構)を採用していることだろう。クラッチレバーレスとし、スロットルをひねるだけで操作が可能。変速を手動に切り替えればシフトペダルまたはパドルシフトでギヤチェンジができるから、例えば市街地ではオートマチックで、峠道などではシフト操作をしてアグレッシブに攻めるなど、シチュエーションなどに応じて使い分けられる。

メーターは8インチの縦型TFTフルカラータッチスクリーンを新採用

“アドベンチャー”としての楽しみ方を増しながら、デイリーユースでの使い勝手・安全性も高められている。前方のレーダーセンサーによる第5世代Bosch製アダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備し、衝突や距離警告、ブレーキアシストに加えてストップ&ゴー機能を採用。前車が止まればバイクも停止し、前の車が動き出せば運転が再開できるという前車追従式となっている。

街から街へ、ツーリングを楽しむための要素で極力ストレスをなくし、操作に集中できる機能性は興味深い。

また東京モーターサイクルショー2026のKTMブースでは、ほかにも日本初披露となる990DUKE Rや、兄弟ブランドの「Husqvarna(ハスクバーナ)」の701スーパーモトが展示されて多くのファンを釘付けに!