ホンダ CR-V

新車価格が高騰している近年、車選びにおいて最も重要な要素は、価格に見合った価値と言える。また、購入者は買い替えを検討する前に、新車をできるだけ長く乗り続けたいと考えている。

トヨタ RAV4

そんな耐久性において、米国販売チャートで好調を維持したのは、やはり国産SUVだった。
2025年の米国市場で、トヨタは479,288台のRAV4を販売し、ホンダも403,768台のCR-Vを販売した。これらを合計すると883,056台という驚異的な販売台数となった。

2025年の米国市場で、RAV4+CR-Vの合計を上回ったメーカーはフォード、シボレー、ヒュンダイの3社のみ。しかも、各社は全シリーズを合わせて、だ。そして最も驚いたのは、この数字がBMWとメルセデス・ベンツの総合販売台数を大幅に上回っている。

メルセデス・ベンツは、303,200台、BMWは388,894台で、2社の合計は692,094台と、販売台数が20万台近くも少ないのだ。もはやRAV4とCR-Vは米国のコンパクトクロスオーバーSUV市場で圧倒的なリーダーと言っても過言ではないだろう。

因みに、ヒョンデ「ツーソン」が234,230台、日産「ローグ」が217,896台と、日本同様、トヨタの一人勝ちという結果だ。とくに車種別ベスト10をみると、1位〜5位中、トヨタが4台入っており、トヨタ以外ではCR-Vの検討が目立つ。

もちろん、これらの日本製クロスオーバーSUVがこれほど驚異的な販売台数を記録したのは、決して偶然ではない。手頃な価格帯でありながら、信頼性、優れたコストパフォーマンス、そして大多数の購入者のニーズを満たす幅広いオプション設定など、すべてを兼ね備えているからなのは明白だ。ライバル車と比べると決して安くはないが、クラス最高となるメーカー希望小売価格を誇り、豊富な標準装備によって優れた価値を提供している。

そして最大の勝因は、ハイブリッドパワートレインが用意されていることだ。純粋なパフォーマンスはエクイノックスやローグと比べてそれほど優れているわけではないが、燃費ははるかに優れている。ベースモデルの2.5リッターRAV4には、アシスト機能付きの便利な電動モーターが搭載されており、平均燃費は約18.7km/L。一方、ハイブリッドではないエクイノックスとローグの燃費は平均で約11.4km/Lと(約13.6km/L)にとどまっている。

日産もe-POWERの普及に取り組んでいるが、トヨタ、ホンダ、が現時点では先行している状況だ。

特にRAV4は、シンプルな自然吸気エンジンは故障が少なく、燃費も大幅に優れていると米国では高評価を得ている。また、ホンダではハイブリッド・パワートレインには追加料金がかかるが、RAV4はハイブリッド・パワートレインを標準装備している点が評価されているようだ。

PHEVもラインナップされ、いよいよ本気モードとなったRAV4だが、2026年の日本市場を圧倒することができるだろうか