1メガワット(1000kW)の出力を誇るトリプルモーターシステムが搭載されるという噂も

メルセデス AMG GT SUV 予想CG

現在「メルセデスAMG GT SUV」と呼ばれているこのEVは、これまでスウェーデン北部でテスト走行しているところを目撃されている。初期プロトタイプらしく、テスト車両は完全にカモフラージュで覆われており、全体の形状といくつかの小さなデザイン要素しか確認できなかった。しかし、レンダリングの世界では再び動き出し、提携するKOLESA RU氏が、その情報を基にリアルなデジタルイラストを作成してくれた。

メルセデス AMG GT 4ドア

GT SUVはこれまでの開発とは異なり、既存のメルセデス・ベンツのプラットフォームを流用するのではなく、AMG自身がゼロから開発している点も特筆すべきだろう。

多くのEVは、クローズドフロントグリルを採用しているが、AMGは正反対の方向へと進んでいるようだ。これらのレンダリングでは、昨年発表されたAMG GT XXコンセプトと同様の、大きく開いたグリルが特徴的で、外側の縁にはイルミネーションが施されている。

その他、大型のエアインテーク、ライトバー、そしてAMG GT 4ドアEVと同様の星型LEDヘッドライトを備えている。プロトタイプの目撃情報からは、空力効率向上を目的とした、格納式のフラッシュドアハンドルも確認できる。しかし、中国ではこのタイプのドアハンドルが禁止される新規制が導入されたため、AMGはデザインの見直し、あるいは市場特有の対策を講じる必要があるかもしれない。

サイドビューは、やや角張ったブラックのホイールアーチが特徴的だ。非常に洗練された印象で、強いショルダーライン、そしてわずかに傾斜したルーフラインも確認できる。

リアには、テールライトの間にAMGのロゴがはっきりと表示されている。テールライトはAMG GT XXコンセプトと同様の6連円形LEDテールライトを装備。リアバンパーには両サイドにエアインテークが設けられ、3枚フィンのディフューザーが装着されている。デッキにはダックテールスポイラーが装着され、ルーフにも同様のスポイラーが備え付けられており、ルーフレールは非常に控えめなデザインだ。CGIモデルは5本ダブルスポークのアロイホイールを装着し、シルバーの塗装仕上げとなっている。

インテリアに関しては、プロトタイプの内部をまだ詳しく見ることはできないが、その方向性はほぼ明確だ。AMG GT 4ドアのデザインとレイアウトを忠実に再現しつつ、SUVの高い着座位置に合わせて再設計されると予想される。

AMG GTでは、メルセデス・ベンツの従来のモデルよりも、ドライバー重視のレイアウトが強く採用されていることがわかる。ダッシュボードにフラットに配置されるのではなく、ドライバーに向けて角度をつけた14インチのセンタータッチスクリーンをはじめ、多くのデジタル機器が配置されている。運転席側には10.2インチのディスプレイが備えられ、助手席側には独立した14インチのスクリーンが設置され、システム全体が完成している。

メルセデスAMG GT SUVの最上位グレードには、1メガワット(1000kW)の出力を誇るトリプルモーターシステムが搭載されるという噂もある。これは1360psに相当し、ポルシェ カイエン エレクトリックとの差を大きく広げることになるだろう。プラットフォームはAMG.EAが採用される可能性が高く、現在、下位グレードの開発も進められていると考えられている。

メルセデスAMG GT SUVのワールドプレミアは2027年内が有力視されている。