名鑑 ランボルギーニの先代V12フラッグシップ「ランボルギーニ アヴェンタドール」を解説|燃費や維持費、新車・中古車価格【写真・3枚目】 ランボルギーニ最後のピュアV12 NAエンジン搭載モデルとなったアヴェンタドール(写真は最強仕様の「ウルティマエ」)。 ◆ランボルギーニ アヴェンタドールについて多い質問 以下では、ランボルギーニ アヴェンタドールについて多い質問・疑問に回答する。 ・Q. アヴェンタドールは、なぜターボ化されなかったのか? ランボルギーニは、加速フィーリングやサウンドなどの面で未だに自然吸気エンジンが最高のものと考えている。特にバンク角60度のV型12気筒は、等間隔爆発によってもたらされるバランスの良さが完璧なエンジンだという。ターボチャージャーはエンジン本来の自然な音を阻害するとしてSUVのウルス以外では採用していない。アヴェンタドールの後継モデルであるレヴエルトでは、自然吸気V12気筒エンジンを維持しながらハイブリッド化によって環境規制への対応を行っている。 ・Q. 後継モデルのレヴエルトとの大きな違いは? アヴェンタドールが最後まで純粋な自然吸気エンジンにこだわったのに対し、2023年に登場したレヴエルトはプラグイン ハイブリッド化された。V12エンジンにモーター(3基)を組み合わせるという、新しい時代のスーパーカーへと進化した。新開発の6.5リッターV12自然吸気エンジンは、高回転化が図られており、最高出力825PS(607kW)/9,250rpm、最大トルク725Nm/6,750rpmを発生する(システム出力は1029PS/746kW)。これに対してアヴェンタドール ウルティマエのエンジンは780PS (574 kW)/8,500 rpm、720 Nm/6,750rpm。 ・Q. なぜDCTを採用しなかったのか? アヴェンタドールは「インディペンデント シフティング ロッド」(ISR)というシングルクラッチ式の7速自動変速機を採用。これは、軽量化と同時にシフトショックを敢えて演出することでスーパーカーらしさを重視したからだ。F1のトランスミッション技術から派生した「シングルクラッチ+電子制御油圧アクチュエーター+複数のシフトロッド」という構造で、シフトスピードの速さと軽量コンパクト設計が可能なメリットがある。DCTよりもスムーズさには欠けるが、ランボルギーニは衝撃を伴うシフトフィールを重要視したといわれる。 ◆ランボルギーニ アヴェンタドールの購入方法 ランボルギーニ アヴェンタドールは2022年9月に生産が終了しており、新車での購入はできない。東京、横浜、大阪、神戸にはランボルギーニ正規代理店が運営するショールームがある。他店舗の所有も含め、中古車の在庫状況を問い合わせるのがお勧めだ。また、輸入車を専門とする中古車専業店での扱いもあるため、インターネット等で検索するのもいいだろう。 クルマを所有するにあたって一般的に必要な項目について、ある程度の想定の下で概算してみた。 カウンタックの血筋を受け継ぐモデルとして、2011年に登場したアヴェンタドール。 ランボルギーニのデザイン哲学は「形態は機能に従う(Form Follows Function)」。 最終モデル「アヴェンタドール LP 780-4 ウルティマエ」(クーペ)は350台の限定生産。 2011年登場の初期モデルLP 700-4の中古車は3,500万円前後から見つかりそうだ(写真は2016年にマイナーチェンジを受けた「S」)。 アヴェンタドールのパワートレインはターボも電動アシストも追加されることなく、最後まで ピュア" なV12 NAエンジンを貫いた。" 新車での販売は終了しており、正規ディーラーや専門業者から中古車を購入することになる。 この画像の記事を読む