前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年5月12日〜18日に発表されたニュースを紹介する。
CBTR2025、琵琶湖を巡るバイクラリーが9月開幕

滋賀県の琵琶湖を舞台にしたバイクツーリングイベント「CBTR2025」の開催概要が発表された。主催はCBTR2025実行委員会、運営は株式会社ご当地ツーリング。ラリー期間は2025年9月20日から11月24日まで。エントリーは5月28日正午から開始される。
CBTRは、デジタルスタンプを集めながらバイクで琵琶湖を一周し、規定のスタンプを獲得した参加者に「琵琶湖1周踏破証明書」が発行される観光ツーリングラリー。2022年の第1回開催から今年で4回目となる。昨年は滋賀県や彦根市、長浜市、近江八幡市などの後援を受け、地元の観光施設や飲食店が参加した。地元を知り尽くしたライダーと新たな実行委員会メンバーが加わり、現地でしかできない体験を通じて滋賀県の観光を盛り上げる。
今年のスタンプラリースポットは15ヶ所。地元ライダーが選んだ王道観光スポットから地元民しか知らないコアなスポットまでが設定されている。参加者はこの中から10ヶ所を選び、踏破を目指す。スポットの詳細は公式サイトで確認可能。
昨年好評だったオプション企画「琵琶湖王」もパワーアップして登場。スポットに仕掛けられた謎を解き、琵琶湖王の称号とスペシャルアイテムを手に入れることができる。
エントリープランは税込5,000円で、先着4,000名限定。参加者にはゼッケン番号入りのステッカー、デジタルスタンプラリーアカウント、旅のしおり、ご当地ライダーズ利用権(6月1日から12月31日まで有効、3,850円相当)、琵琶湖1周踏破証明書(踏破者のみ)、現地交流イベント参加権などが提供される。
最新情報はCBTR公式LINEや各種SNSで随時発信される。詳細やエントリーは公式サイトで確認できる。

ロイヤルエンフィールド、2025年モデル「HUNTER 350」を発表

ロイヤルエンフィールドは、2025年モデルの新型「HUNTER 350」を発表した。新型は、ブラジルのリオの白い砂浜、英国ロンドンの赤レンガの路地、日本東京の黒いアスファルトをイメージした「リオ・ホワイト」「ロンドン・レッド」「トウキョウ・ブラック」の3色を新たに採用。さらに、SHOWA製の新型リアサスペンションと、FCC製のアシスト&スリッパークラッチを搭載し、走行性能と快適性を向上させた。ライディングポジションも人間工学に基づいて改良され、グリップ、シート、ステップの3点を調整。また、LEDヘッドライト、スマートフォンと連携するナビゲーションシステム「Tripper」、USBタイプCポートも標準装備。搭載される349ccの空冷単気筒OHCエンジンは、街乗りからツーリングまで幅広いライダーに対応する。発表は、インドのムンバイとニューデリーで同時開催されたストリートカルチャーイベント「Hunter Hood」で行われ、ダンスや音楽、アートが融合したこのイベントは、新型「HUNTER 350」の世界観と見事にシンクロした。日本での発売は7月中旬を予定しており、詳細は発表時に公表される。




トライアンフ、世界限定1200台の「SPEED TRIPLE 1200 RX」を発表

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2025年モデルの「SPEED TRIPLE 1200 RX」を発表した。このモデルは、世界で1200台限定の特別仕様車であり、アグレッシブなライディングポジションと最新の電子制御技術を搭載している。
「SPEED TRIPLE 1200 RX」は、オーリンズ製のSmartEC3電子制御サスペンションとSD ECステアリングダンパーを採用し、優れたハンドリングと安定性を実現。また、軽量なチタン製アクラポビッチサイレンサーやカーボンファイバー製のボディワーク、専用グラフィックとトライアンフパフォーマンスイエローのペイントスキームが、スポーティな外観を際立たせている。
搭載される1160ccの三気筒エンジンは、最高出力183PS/10,750rpm、最大トルク128Nm/8,750rpmを発揮し、低回転域から高回転域まで力強い加速性能を提供。さらに、調整可能なフロントホイールリフトコントロール、エンジンブレーキコントロール、ブレーキスライドアシスト、フルアジャスタブルクルーズコントロールなど、多彩なテクノロジーが搭載されている。
このモデルは、サーキット走行やスポーツ走行を愛するライダーに向けて設計されており、限定生産の希少性と高性能を兼ね備えた一台となっている。






ENNE、特定小型原付「T600GR」を正式製品化 瞬間最大出力1500Wの高性能モデル

株式会社ENNEは、レーシングチーム「ENNEXEL」が開発した特別仕様の特定小型原付「ENNE T600GR」を正式に製品化し、近日発売することを発表した。限定5台で先行販売された際には、予約開始から数秒で完売し、大きな反響を呼んだ。ユーザーからの再販要望に応え、量産体制を整備し、一般販売が決定した。
「ENNE T600GR」は、ベースモデル「T350Pro」に特別仕様のモーターとメインコントローラーを搭載し、加速性能と登坂能力を大幅に向上。体重85kgのスタッフが勾配20%の坂(三分坂)を登る際、従来モデルでは速度が11km/hまで低下していたが、T600GRでは19km/hを維持する性能を実現した。
また、ペダル発電機構を搭載し、発電効率を従来比8倍以上に向上。バッテリー切れ時にはペダルをこぐことで発電し、バッテリー寿命を延ばすことが可能。この発電機構は特許を取得しており、都市の移動と環境への配慮を両立するハイパフォーマンスモデルとなっている。
その他、USB充電対応メーターや前かご無料プレゼントキャンペーンなど、日常使用における利便性も向上。詳細は公式サイトで確認できる。



JESIMAIK、エントリーモデルのバイクインカム「R18 Lite」を発売

JESIMAIKが新たに投入した「R18 Lite」は、エントリーモデルながら高性能を誇るバイク用インカム。Qualcomm製Bluetooth 5.1チップを搭載し、最大通信距離は1500m。ENC2.0やCVC8.0など5重のノイズキャンセリング技術により、クリアな通話を実現。7mmの超薄型スピーカーと800mAhバッテリーを採用し、最大25時間の通話が可能。グローブ装着時でも操作しやすい大型ボタン設計や、音楽効果の切替、FMラジオ機能も備える。価格は特別割引で5,990円。初めてのインカム選びに最適なモデルとなっている。







お台場の夜にライダーが集う「NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2025」開催

BMW Motorradは、2025年6月7日(土)19時から21時まで、BMW GROUP Tokyo Bay(東京都江東区青海2-2-15)にて「NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2025」を開催する。このイベントは、ブランドを問わず多様なバイクが集まり、ライダー同士がコーヒーを片手に交流するカフェ・ミーティングとして人気を博してきた。今回の開催では、最新モデルや人気モデルの試乗会や展示、アパレルアウトレット販売、キッチンカーの出店などが予定されている。また、公式Instagramをフォローするとコーヒー1杯がプレゼントされ、先着で記念ステッカーの無料配布も行われる。参加費は無料で、事前申し込みは不要。駐車場として、会場対面の青海第二臨時駐車場が二輪車専用で利用可能となっている。詳細はBMW Motorradの公式ウェブサイトで随時更新される。
Acalie、FIELD STYLE JAPAN 2025にモビリティ全ブランド出展

株式会社Acalieは、2025年5月17日から18日に愛知県常滑市のAICHI SKY EXPOで開催される「FIELD STYLE JAPAN 2025」に出展する。同社の電動モビリティブランド「RICHBIT」「COSWHEEL」「EVEREST XING」が一堂に会し、最新モデルの展示と試乗体験を提供する。RICHBITはスタイリッシュなデザインとコストパフォーマンスで人気を博し、国内累計販売台数は19,000台を突破。COSWHEELはアメリカンスタイルのファットタイヤ電動バイク「MIRAI」シリーズを展開し、発売から累計1,600台以上を販売。EVEREST XINGは600WハイパワーモーターとIOT機能を搭載した電動キックボード「EX15」シリーズを展開し、先進的な性能を誇る。会場では屋内ホールF726ブースでの展示に加え、屋外特設会場での試乗も可能。詳細は公式サイトで確認できる。








トライアンフ、DGR 2025 TOKYO EAST RIDEで多彩なチャリティ企画を展開

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2025年5月18日に葛西カヌー・スラロームセンターで開催される「DGR 2025 TOKYO EAST RIDE」の詳細を発表した。このイベントは、男性のメンタルヘルスと前立腺がん研究支援を目的としたチャリティライドで、クラシックバイクに乗り小粋な装いで参加するスタイルが特徴。当日は、バイク系YouTuberの木村亜美やカナイメグ、Matt Rider Japanが参加し、チャリティオークションやフォトコンテンツ、一本橋チャレンジゲームなど多彩な企画が用意される。また、最新のトライアンフ車両展示やフードトラックの出店も予定されており、ライダーたちが楽しみながら社会貢献できる一日となる。






父の日に贈る、愛車のナンバープレートを刻んだ本革キーケース

大阪府茨木市の革小物ブランド「クアトロガッツ」が展開するパーソナルオーダーサービス「デザミン」から、愛車のナンバープレートをモチーフにした本革キーケースが登場。栃木レザーを使用し、熟練の革職人が一つひとつ丁寧にハンドメイドする。注文はLINEでナンバープレートの写真を送るだけで、専属デザイナーがオリジナルデザインを作成。サイズは縦9cm、横4cm、厚み2cm、重さ13gとコンパクトながら、最大4本の鍵とスマートキーを収納可能。価格は税込7,700円で、6月1日9時までの「父の日早割」キャンペーン期間中は1,000円オフとなる。詳細は公式サイトで確認できる。






オートバックス、電動モビリティのサブスク・レンタルサービスを開始

オートバックスセブンは、レンタル&サブスクモール「カウリル」に出店し、電動キックボードや電動バイクの月額定額制レンタルサービスを開始した。このサービスでは、ナンバー登録済みで保険加入済みの車両を提供し、試乗や受け取り、メンテナンスを一部店舗で対応。最低利用期間は3ヵ月で、個人利用はもちろん、営業活動や観光用途など法人・自治体のニーズにも対応する。取り扱い車種には、Meister.F、KS6 PRO、e-FREE01などがあり、いずれも2023年7月施行の新基準「特定小型原動機付自転車」に適合している。詳細は「カウリル」内のオートバックスストアで確認可能。

ブレイズ、厳選中古電動モビリティのオンライン販売を開始

株式会社ブレイズは、自社ECサイトに「厳選中古車コーナー」を新設し、中古電動モビリティのオンライン販売を開始した。展示・試乗車として使用された高品質な中古車両をリユースし、手頃な価格で提供することで、電動モビリティの普及促進とサステナブルな社会への貢献を目指す。出品される車両は、輸送中のキズや店頭展示車、試乗車など、実用上問題のない車両を用意。グレードはA~Cに分かれ、ほぼ新品同様のものから、小傷や使用感があるため低価格なものまで幅広く取り揃える。対象商品には、スマートEV、EVスクーター、キックボードEV、EVトライク、EVデリバリー、ネクストクルーザーEVなどが含まれる。また、2輪電動バイクの中古車を対象とした新サービス「中古車あんしんプラス」を用意。11,000円(税込)の有料オプションで特別保証を受けられる。詳細はブレイズ公式ECサイト「厳選中古車コーナー」で確認可能。





軽井沢にEVデリバリー導入、静音・環境配慮の酒類配送が始動

株式会社ブレイズの屋根付き三輪電動スクーター「EVデリバリー」が、リカーマウンテン旧軽井沢銀座通り店に導入された。この店舗はリカーマウンテン初のリゾート型店舗で、BARカウンター併設や有料試飲イベント、セミナーの開催に加え、近隣への宅配業務をEVデリバリーで行う。EVデリバリーは静音性が高く、環境負荷が低いことから導入に至った。EVデリバリーは運転席と荷台が分かれるスイング機構を備え、狭い道やカーブでも安定した走行が可能。また、電動スクーターの採用によりCO₂排出量の削減が可能となり、SDGsへの貢献が期待される。1回の充電費用が約140円と低く、ガソリンバイクに比べてランニングコストの削減が可能である。ブレイズは今後もEVモビリティの普及と、環境負荷の低減に向けた取り組みを進めていく予定。





ロイヤルエンフィールド湘南WEST、神奈川・二宮町に新規オープン

ロイヤルエンフィールドの正規販売店「ROYAL ENFIELD 湘南WEST」が、2025年5月30日、神奈川県中郡二宮町にグランドオープンする。運営を担うヴォルト株式会社は、2011年の創業以来、輸入バイクの販売とメンテナンスを手がけてきた実績を持つ。店舗は、小田原厚木道路の二宮ICから約5分、東名高速の秦野中井ICから約10分と、アクセスの良さも魅力の一つ。営業時間は10時から19時までで、定休日は月曜と火曜、イベント開催時には変動する可能性がある。ロイヤルエンフィールドは、1901年に創業した世界最古のモーターサイクルブランドであり、クラシックなデザインと現代的な技術を融合させたモデルを展開している。今回の新店舗開設により、湘南エリアのライダーにとって、ブランドの世界観を体感できる拠点が新たに加わることとなる。