モンキー125だけのミーティング「大猿集会」とは?




前後12インチホイール+125ccエンジンを搭載した原付二種のホンダ・モンキー125は、絶版となった50ccのモンキー・ゴリラよりも一回り大きなボディと余裕のパワーが特徴。
今回お邪魔したモンキー125限定のミーティング「大猿集会」には、ノーマルから本格的なカスタムまで幅広く集結。このミーティングは、モンキー125のオーナーであるブラスター氏が主催。神奈川県在住の同氏がSNSを通じ、オーナー同士の親睦や情報交換を目的に「大猿集会」を立ち上げ。これまで全6回、関東各地でオフ会を開催してきた。
7回目となる今回は、横浜市にあるナップスベイサイド幸浦店の協力のもと、同店の駐車場の一部を貸し切り、事前エントリー50台限定で参加者を募集。参加希望者枠は瞬く間に埋まり、早々にエントリー締め切りとなった。参加者からは、
「皆さんのカスタムを実際にこの目で見ると、ネットの画像では気づかない“生の”魅力を感じ取ることができる。また直接皆さんのお話を聞くことで、とっても参考にある」
「今回集まったユーザーの半分は知り合い。休日に手軽に仲間たちと会いに来るのが楽しい」
「かつて乗っていたハーレーダビッドソンの人種とはまったく異なる。ハーレーユーザーはアメリカかぶれが多く、革ジャン+ジーンズや革パンツのアメカジファッションとバイクが一心同体。でもモンキー125のユーザーはバラバラなのが面白い」
等々、様々な感想が聞かれた。
「モンキー125って、こんなにもカスタムが楽しめるの?!」と驚き


筆者は1998年にモトチャンプ編集部に配属。以来、モンキー50やゴリラなど、50ccモデルをベースにした数多くのカスタムに出会ってきた。
2017年、厳しい排気ガス規制によりモンキー50が惜しまれつつ生産終了となり、翌年の2018年に原付二種のモンキー125が登場。ベースマシンが絶版化となったこと。ビンテージバイクブームにより人気モデルの中古車価格が高騰したこと等により、4MINIカスタムの人気はやや下降。
一方、街中で頻繁に見かけるようになったのは、CT125ハンターカブやクロスカブなどのアドベンチャー系カブ。なおモンキー125やダックス125にも時折遭遇するが、筆者が見たのはほとんどがノーマルで、カスタムしてあってもマフラー変更やトップケースの装着程度。筆者的にモンキー125=カスタムという図式は、これまであまり繋がらなかった。
今回のイベント取材で素直に驚いたのは、「モンキー125って、こんなにもカスタムが楽しめるの?!」ということ。筆者はモンキー125カスタムを、完全に舐めていた。


海外のアフターパーツも、ネットを使えば国内にいながら手軽に入手可能


タイで生産されるモンキー125は、国内だけでなく、アセアン諸国を中心とした海外メーカーからアフターパーツが豊富にリリース。インターネットを使えば、国内にいながら手軽に入手可能だ。
またモンキー125の外装や足周りは構造も簡単だからカスタムしやすいと大好評。125ccのエンジンは街中では充分なパワーを発揮するから、ノーマルのままでOK。
お金のかかるエンジンチューンは必要無し。生まれながらパワフルな走りを獲得したモンキー125は、アイデアと工夫次第では、高次元なモンキー50改やゴリラ改と同レベルのフルカスタムを低コストで実現できる魅力を秘めている。
前後12インチを採用した大柄なモンキー125は、クルマに搭載するには車種が限定されるのが特徴(ルーフの低い軽自動車やコンパクトカー等は厳しい)。また125ccクラスのため、高速道路は走行不可。そのため今回のイベント参加者のほとんどは自走で、神奈川、東京、埼玉、千葉から参加。
参加者の数人から「関東以外でのモンキー125の盛り上がり状況は?」と聞いたところ、全員が「他エリアの事情はよく分からない」とのこと。2000年前後に4MINIカスタムがもっとも熱かった関西や九州での、現況のモンキー125のカスタム動向も気になるところだ。
モトチャンプ7月号の特集(6月6日発売/一部の車両は8月6日発売の9月号に掲載予定)では、「大猿集会」に集まったモンキー125の中から、気合いの入った上記&下記カスタムを詳しくご紹介。
今回は時間の都合で9台のみの撮影となったが、筆者的には他にも気になるカスタムが目白押し。次回はもっとたくさんご紹介できるよう頑張りますよー! まずは今回撮影・取材した車両を、絶賛発売中のモトチャンプ誌でじっくりとチェックしてみてね ♪


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