LEXUS LM

静粛性を向上

「レクサス LM」(=ラグジュアリームーバー)はその車名が表すとおり、移動空間としての快適性と上質さを追求してきた。主に中国やアジア市場におけるラグジュアリーピープルムーバーとしての需要に応えるべく開発されたモデルだが、今回日本国内での本格展開を見据えた大幅な刷新が施された。

今回の一部改良では、「Always On」思想のもと、すべての乗員にとってより快適な室内空間を提供するべく、静粛性を向上させる改良が施されたと謳う。具体的には、リヤホイールハウスおよびバックドア周辺に制振材・吸音材を追加・拡大した。これにより、リヤタイヤから伝わるロードノイズやバックドアからの振動音を大幅に軽減し、車内での静けさを一段と高めたという。

オーバーヘッドコンソールにダウンライトを追加

4座仕様の「EXECUTIVE」では、後席乗員の利便性と快適性にさらなる磨きがかけられた。これまでリヤオーバーヘッドコンソールに配置されていたパワースライドドアスイッチを、後席乗員が自然な姿勢で操作できるよう、リヤセンターコンソールへと移設した。これにより着座したまま直感的にドア操作が可能となり、スムーズな乗降が実現した。

さらに、スイッチの移設に伴い、リヤオーバーヘッドコンソールには新たにダウンライトを追加。柔らかな光が乗員を迎え入れ、夜間や暗所での足元視認性を高め、安全性とホスピタリティを両立する工夫がなされている。同時に4座仕様のEXECUTIVEと6座仕様のVersion L両モデルに共通して、室内照明の照度上限が引き上げられている。

また、リヤセンターコンソールにはスマートフォンや小物の置き場所としてトレイを新設。細部に至るまで“快適な居場所”の創出が徹底されている。

車両本体価格

LM 500h EXECUTIVE 2010万円
LM 500h Version L 1500万円

1000万円超の高級ミニバン対決!新型「メルセデス・ベンツ Vクラス」と「レクサス LM」をスペック比較

2024年10月、「メルセデス・ベンツ Vクラス」がマイナーチェンジを果たし、商用車感が薄れて高級感をさらに増して登場した。これに対抗できるのは日本の最高級ミニバンである「レクサス LM」をおいてほかにはない。Vクラスの進化ぶりとともに両車のスペックを比較してみよう。