マニアックな技術を満載 一部改良ボディ剛性を向上

BMWのX3やメルセデス・ベンツGLC、アウディQ4などがひしめく激戦区である高級DセグメントSUV市場で戦うレクサスがNXだ。
エクステリア

基本骨格はトヨタのハリアーやRAV4と共有するGA-Kだが、徹底したボディ強化に加え各部のボンネットロックのツイン化、ホイールハブのボルト締結化(どちらも剛性アップのための秘策)など「そこまでやるか?」のマニアックな技術内容は、レクサスならでは……である。
インストルメントパネル

激戦区ゆえかパワートレインの選択肢が多いのもNXの魅力だ。安価な2.5ℓ自然吸気の「250」から2.4ℓターボの「350」、トヨタ/レクサスの定番ともいうべき2.5ℓハイブリッドの「350h」、同プラグインの「450h+」という布陣だ。さらに250と350hではFFと4WDが選べる(350と450h+は4WDのみ)。
居住性


そんなNXの走りは「すっきりと奥深い」というレクサスが掲げる理想に近い。交差点からジャンクション、山坂道まで乗り手が意図したポイントをピタリと射抜いて、ジワッと進行する荷重移動にも潤いがある。ステアリングは敏感過ぎないのに正確で、穏やかで丸い走行ラインを自然と描きやすいのだ。
うれしい装備


月間販売台数 2113台(22年4月〜12月平均値) 現行型発表 21年11月(一部改良23年3月) WLTCモード燃費 22.2km/l ※「NX350h」の FF車

ラゲッジルーム


2021年11月にデビューしていたNXは発売からほどなくして受注停止していたが、この3月の一部改良とともに受注を再開した。その一部改良の内容もまた、さらなるボディ剛性アップとそれに最適化したシャシーの再チューニングがメインというところもレクサスらしい。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.149「2023-2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
「2023-2024年 国産&輸入SUVのすべて」モーターファン別冊 統括シリーズVol.149|最強のクルマバイヤーズガイド【モーターファン別冊 ニューモデル速報】公式サイトモーターファン別冊 統括シリーズ Vol.149「2023-2024年 国産&輸入SUVのすべて」/2023年4月10日発売。
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