耐久レースをフィーチャーしたバイクマンガの金字塔

航空機マンガの巨匠・新谷かおる先生が耐久レースを題材にバイクマンガに挑んだ『ふたり鷹』は『週刊少年サンデー』に1981年から85年まで連載され、絶大な人気を博した。その『ふたり鷹』が2025年で連載完結40周年を迎えるのを記念し、完全版として復活刊行される!

鈴鹿4時間耐久や鈴鹿8時間耐久、世界耐久選手権など耐久レースを舞台にライバルとなるふたりの主人公・沢渡鷹(さわたり・たか)と東条鷹(とうじょう・たか)が数奇な運命を背負いながら頂点を目指す……復活にあたっては描き込まれたバイクや迫力のレースシーンを、連載当時の雑誌サイズであるB5判というビッグサイズで楽しめる。

©️新谷かおる/2025 発行:小学館

新谷かおる先生は執筆の忙しいスケジュールを縫って、鈴鹿8耐や全国サーキットに取材を行ったり、自らチームを率いて鈴鹿4耐に参戦。実生活でも多くのバイクに乗ってきた経験を活かし、描かれた登場バイクのバリエーションも見逃せない。連載時の2色ページも鮮やかに復元し、巻頭には先生が描いたバイクのカラーピンナップを掲載。特集記事も掲載し、『ふたり鷹』の魅力を余すところなく紹介している。

第1巻では、新谷かおる先生のインタビューとカワサキワールド取材記事を収録。『ふたり鷹』にも登場するZ400FXや、カワサキの1980年代を代表する名車を中心に紹介する、バイクファン・旧車ファン必携の豪華コミックスなのだ。

中型免許で乗れる4気筒バイクとして当時の若者の絶大な人気を集めたカワサキZ400FX(1979年〜1982年)は、『ふたり鷹』冒頭で重要な役割を果たしている。
ふたり鷹
著者:新谷かおる
刊行:小学館
発売日:1巻/2025年7月25日(金)※2巻以降は奇数月の第4金曜日発売予定
サイズ:B5判
価格:5200円(税込)

新谷かおる先生の『ふたり鷹』インタビューを『月刊モトチャンプ』でチェック

バイク雑誌『月刊モトチャンプ』では、漫画家やアニメーターなど、作品やオーナーとしてバイクに縁の深い作家にインタビューする企画を連載。2021年4月号および5月号の2号連続で新谷かおる先生のインタビューを掲載している。

モトチャンプ 2021年4月号

ハンターカブ カスタムガイド

https://www.as-books.jp/books/info.php?no=MCP20210305
月刊モトチャンプ2021年4月号電子版
モトチャンプ 2021年5月号

90年代ミニバイクベストヒットランキング

https://www.as-books.jp/books/info.php?no=MCP20210406
月刊モトチャンプ2021年5月号電子版

『ふたり鷹』はもちろんバイクが登場するその他の作品や、新谷かおる先生のバイクライフなどについても迫る内容は、ファン必見。
いずれも電子版で読むことができるので、復活刊行される『ふたり鷹』と合わせて読んでみてほしい。