
中古で購入から5年以上が経過。その間の走行距離は100kmくらい。あまり酷使はせず、という用途ですが、それでもエンジンオイルは経年劣化するし、タイヤだってドライブチェーンもメンテナンス項目です。
つい先月、エンジンオイルは交換したばかりだし、今度はドライブチェーンをメンテナンスすることにしました。
ドライブチェーンのメンテナンスは、洗浄&給油が基本。500〜1000kmがメンテサイクルと言われています。スーパーカブのドライブチェーンはチェーンカバーで覆われているので、泥や埃で汚れにくいというがメリットです。

チェーンカバーのボルトは10mmのレンチ/ソケットで外せるので、簡単にチェーンにアクセスできます。


メンテナンスの初手はチェーンクリーナーとブラシで汚れを落とす。最初は黒かったチェーンの汚れが透明になるまでていねいにブラシをかけていきましょう。きれいになったら次はチェーンオイルを塗布。ドライブチェーンを保護します。塗りすぎのオイルは飛び散りの原因になるので、拭き取っておくのをお忘れなく。

チェーンの伸び具合も合わせて確認。適正値は指で触って2〜3cm上下するくらい。これ以上に遊びが多い場合、チェーンアジャスターで調整しよう。今回は仕上げとして、ドライブチェーンに、バイオアーマー添加剤を塗布。フリクション低減で、走行性能を改善するのが目的です。使い方はチェーンオイルのようにチェーン一周に塗る。これだけ。浸透性に優れるのでブラシで薄く塗るだけでも十分。

バイオアーマー・オイル添加剤
エムファクトリーが手がけた金属保護効果のある添加剤。今後ストックホルム条約の規制対象(残留性有機汚染物質に関する規制)となる成分を規制対象とならない植物由来成分に置き換えた環境性能にも優れた製品。優れた金属保護性能と極圧性能を発揮し、バイク、自動車のエンジンオイル(※)、ギアオイルに添加可能。
※湿式クラッチまたは湿式スタータークラッチを採用している車両には使用不可
ダイナモで馬力を計測

エムファクトリーはエンジンシャーシダイナモ「ダイノスター」の輸入販売元としても知られている。添加剤の塗布前と後で後輪出力を計測してみました。
赤がバイオアーマー・オイル添加剤塗布前、青が塗布後。2.1馬力だった最高出力が2.2馬力に向上。
街乗りで体感できる差ではないかもしれないけれど、デメリットを感じることは一切なかった。