試乗 EVでお買い得度ナンバーワン!? 装備充実、走りヨシな新型電気自動車、ヒョンデ・コナに韓国で乗ってみた【写真・51枚目】 新型コナはリヤビューもユニーク。ブレーキランプとウインカーはバンパーのコーナー部分に配置。 新型コナのスリーサイズは全長4355mm、全幅1825mm、全高1575mm。日本車のSUVだと、ホンダ・ヴェゼル(全長4330mm、全幅1790mm、全高1590mm)に近い。そういえばヴェゼルもBセグメントだけどサイズが大きめで実質Cセグメント級...という面も、新型コナと似ている。 リヤサスペンションはマルチリンク式。 フロントサスペンションはストラット式。 豊富な情報をわかりやすく表示してくれるヘッドアップディスプレイ。 液晶モニターには、ウインカー操作に応じて後側方の映像が表示される。 新型コナのV2L機能を利用しながら、アウトドアを楽しむ様子のディスプレイ。発電機などうるさい道具を準備することなく、新型コナの電気を利用して家電が使えるから、キャンプがより快適なものとなる。 2023年3月にワールドプレミアされた新型コナ。ちなみにヒョンデでは、2030年までに新型のEVを11車種発表する電動化加速戦略を発表済みだ。 アンビエントライトも装備。もちろんカラーも変更できる。 新型コナの充電ポートはフロントにレイアウト。日本仕様ではここに急速充電口(チャデモ)と普通充電口が並ぶ予定。急速充電の車体側の受け入れ出力は最大90kWとのこと。なお、写真はV2Lアダプターを使用して、外部の家電に電力を供給している様子。 12.3インチの液晶モニターがふたつ並べられた新型コナのインパネ。韓国仕様なので左ハンドルだが、日本仕様はもちろん右ハンドルとなる。 新型コナの前席は、しっとりとした優しい座り心地が好印象。 後席用にエアコン吹き出し口、USB-Cポート(2基)、ACコンセント(韓国仕様なので形状が日本とは異なる)、DCソケットも完備。 シフトレバーはハンドル奥にあるので、前席の間はカップホルダーや小物などの収納スペースに充てられる。 センターコンソールいはドライブモードの切り替えスイッチのほか、ステアリングヒーターやシートのベンチレーション/ヒーターなどのスイッチが並ぶ。その上はスマホ置き場で、非接触式の充電器も備わる。 ラゲッジスペースの容量は466リットル(VDA方式)。 後席の背もたれは肩口のレバーを引くと前倒しが可能。 床下にも収納スペースが備わる。 後席背もたれは2段階でリクライニングが可能なのもうれしい。 後席には格納式のセンターアームレストも備わる。カップホルダー付き。 2種類のモーター/バッテリーの組み合わせが用意される新型コナ。ちなみに床下に搭載されるバッテリーは、三元系リチウムイオン。 こちらはフロントフード下の収納スペース(いわゆるフランク)。 試乗車が履いていたのは19インチホイール。タイヤサイズは235/45R19で、クムホ・マジェスティ9という銘柄を履いていた。下級グレードだとサイズは17インチになるようだ。 機能が豊富なだけでなく、制御がスムーズだったのが好印象のADAS。ただ、ADASの仕様は市場によって異なる場合も多いので、日本版がどこまでの機能を備えているかは現段階では不明だ。 センターディスプレイも大型で見やすい。俯瞰映像を常に表示することもできる。 シフトレバーはステアリング奥。先端のスイッチ(銀色)をひねることで操作する。パーキングに入れるには、レバー先端のスイッチを押す。 新型コナの後席はスペースも十分で、なかなか快適な空間。「カーブレスベンチシート」を採用する。 フロントフード先端のLEDバーは、ポジションライト。ヘッドライトは、その下のバンパーサイド部分に集約され、個性的な顔つきをつくり出している。 ヒョンデ・アイオニック5は、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2022を受賞した実力派。日本での販売価格は479〜599万円。 実際の画像と矢印などの案内を合成して表示するARナビゲーションは、初めて走る異国の道路でドライバーを助けてくれた。 今回の試乗コースは、韓国・ソウルの北西に位置する高陽(コヤン)のヒョンデモータースタジオ(パビリオン的施設)を出発し、国際空港があることで知られる仁川(インチョン)まで往復するコース。ちなみに青いナンバープレートは環境対応車(EVやFCEV)に与えられる。 この画像の記事を読む