狙いは「都会派」

ベースとなったのは、もちろんレヴォーグだ。スバルは、過去にもレガシィ→レガシィ アウトバック→アウトバック、インプレッサ→インプレッサXV→クロストレックというようにベース車をSUV/クロスオーバーモデルへと発展させてきたノウハウがある。

今回のレイバックもその流れ……と言えるのだが、明確に違うのがターゲットだ。クロストレックもアウトバックもアウトドア志向であるが、レイバックが狙うのは「都会派」。これまでスバルがあまり取り込んでこなかった層を狙う。

正式発表は今秋だ。

ボディサイズ

まずはサイズから。

全長×全幅×全高:4770×1820×1570mm ホイールベース:2670mm 全長はレヴォーグより15mm、全幅は25mm拡大。全高は70mmアップだ。
最小回転半径:5.4m トレッド:F1560mm/R1570mm
最低地上高:200mm

パワートレーン

エンジン 型式:CB18 形式:水平対向4気筒DOHCターボ 排気量:1795cc ボア×ストローク:80.6mm×88.0mm 圧縮比:10.4 最高出力:177ps(130kW)/5200-5600rpm 最大トルク:300Nm/1600-3600rpm 燃料供給方式:筒内直接噴射 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン 燃料タンク容量:63L

パワートレーンは、レヴォーグと同じだ。新世代水平対向4気筒ターボのCA18型を搭載する。パワースペックも
最高出力:177ps(130kW)/5200-5600rpm
最大トルク:300Nm/1600-3600rpmで同じだ。
トランスミッションもチェーン式CVTのリニアトロニックを採用する。ギヤ比もレヴォーグと同一だ。

エクステリアのディテールチェック

レヴォーグとレイバックの外観の違い。最低地上高アップとともなって、実物を見ると、かなり印象が違って見える。

エクステリアデザインのテーマは”土の香りがしない”こと。再度クラッディングの厚みも、そこを考えて決めたという。フロントグリルは縦方向の厚みをしっかりと見せて、SUVらしい存在感を実現している。

フロントグリルは大型化され、左右を結ぶウィングにはサテンめっきが施されている。
やや厚みのあるグリルが存在感を訴求する。
スバルのハイパフォーマンスカーの伝統とも言えるエアインテークは、レヴォーグと同じくこの位置に。
クラッティングは厚すぎないように気をつけたという。
ドアミラーの形状は美観と空力性能を考えた新形状だ。
リヤバンパーはレイバック専用形状

脚周り:タイヤ&サスペンション

タイヤはオールシーズンタイヤ(FALKEN ZIEX ZE001A A/S)を履く。

タイヤはオールシーズンタイヤ(FALKEN ZIEX ZE001A A/S)を履く。これはクロストレックが採用しているものと同じものを使う。サイズはタイヤサイズ:225/55/R18(705.2,mm)、レヴォーグはタイヤサイズ:225/45/R18(660.2mm)だから、タイヤ単体で45mm大径化している。指定空気圧はF230kPa/R220kPa

リヤサスペンションはダブルウィッシュボーン式
フロントサスペンションはマクファーソンストラット式
AWDは電子制御カップリング式。

ラゲッジスペース

荷室は長さ1070mm×開口幅1100mm×高さ771mmでレヴォーグと同じ。容量はフロアが492L、サブトランクが69Lで合計561Lだ。

地上から荷室は690mm

インテリア

インテリアはスバル流「都会派志向」で、上質さとスポーティさを兼ね備えたデザイン。カッパー色のステッチがアクセントになっている。

アクセルペダルは吊り下げ式
フロントシートは車高が上がったことに配慮して、サイドの土手の高さを少し下げて最適化した。
カッパー色のステッチ
オーディオはハーマンカードン製を採用した。
アイサイトは最新の単眼式だ
「SUVだが、土の香りがしない」レヴォーグ・レイバックは単なる背高レヴォーグではない仕上がりだ

スバルは9月7日、レヴォーグ・レイバック(以下レイバック)を発表した。ネーミングから伝わるようにレヴォーグの派生車種であり、外観写真が伝えるように、レヴォーグに対して背が高くなっている。レイバック(LAYBACK)は「くつろぐ」「ゆったり」「リラックスできる」との意味を持つ「Laid Back」を語源にした造語である。スバルは、「ゆとりある豊かな時間や空間を大切にする気持ちをネーミングに込めた」と説明する。そのファーストインプレッションをお届けする。 TEXT & PHOTO:世良耕太(SERA Kota)PHOTO:Motor-Fan

https://motor-fan.jp/mf/article/164174/
大型新人登場! スバル・レヴォーグ レイバック 走りは「都会派」に仕上がったか?

スバルのHPで予告されていた新型車は、「レヴォーグ・レイバック」だった。スバルと言えばAWD=悪路走破性、アウトドア、土の匂い……という連想だったのを、レイバックでは「都会派」を目指すという。まずは、その素性を試してみた。 TEXT:瀨在仁志(SEZAI Hitoshi)PHOTO:SUBARU

https://motor-fan.jp/mf/article/164178/
スバル・レヴォーグ レイバックLimited EX(プロトタイプ)
全長×全幅×全高:4770×1820×1570mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1600kg
乗車定員:5名
最小回転半径:5.4m
燃料タンク容量:63ℓ
エンジン
型式:CB18
形式:水平対向4気筒DOHCターボ
排気量:1795cc
ボア×ストローク:80.6mm×88.0mm
圧縮比:10.4
最高出力:177ps(130kW)/5200-5600rpm
最大トルク:300Nm/1600-3600rpm
燃料供給方式:筒内直接噴射
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:63L
トランスミッション:チェーン式CVT(リニアトロニックCVT)