発表会では、BMW・R1300GSにセットされていた。

ブリヂストンは、オンロード走行を重視するアドベンチャーバイク向けタイヤ「BATTLAX ADVENTURE A42」を発表した。世界各国で2027年1月1日から順次発売し、日本国内では同年2月1日の発売を予定する。従来品「BATTLAX ADVENTURE A41」の後継モデルで、ウェット性能や耐摩耗性、静粛性を高め、長距離ツーリングでの安心感と快適性の向上を目指した。

発表会では、グローバルMCタイヤ事業部長の坂上賢崇氏がブランド戦略と商品コンセプトを説明。続いて、MCタイヤ設計 第2課の四宮一輝氏が技術面の進化を紹介した。

グローバルMCタイヤ事業部長・坂上賢崇氏(左)と MCタイヤ設計 第2課の四宮一輝氏(右)。

坂上氏は、BATTLAXブランドが目指す価値について「走るワクワクをお届けしたい」と説明。アドベンチャーバイクの用途が多様化するなか、オンロード走行を重視するライダーには、雨天時の安心感、長距離走行での快適性、タイヤの長寿命化が求められるとし、これらを開発の柱に据えた。

 フロントには路面への追従性を高める柔軟なポリマーを、リアには耐摩耗性を向上させるポリマーを採用し、それぞれシリカ・カーボンの含有量を最適化することで、ウェット性能と摩耗ライフを高次元で両立。

商品コンセプトは「オンロードを駆ける冒険者たちへ」。冒険を未舗装路の走行だけに限定せず、いつもより遠くへ、普段とは違う場所へ走り出す楽しさとして捉え、安心・安全で快適なツーリングを支えるタイヤを目指した。

技術面では、新コンパウンドと新パタンデザインを採用。フロントには路面への追従性を高めるポリマー、リアには耐摩耗性を高めるポリマーを導入し、シリカとカーボンの配合も最適化した。さらに、排水性を高める「パルスグルーブ」を採用。溝の配置やブロック剛性を見直すとともに、コンパウンドとのマッチングを考慮した構造チューニングを実施している。

公表されたテスト結果では、従来品A41に対し、ウェット路面での直進加速時のタイヤスリップ率を14%低減。推定摩耗ライフはフロントで18%、リアで25%向上し、ノイズエネルギーも平均15%低減した。開発担当の四宮氏は、ドライ・ウェット双方でグリップや接地感、ハンドリングが向上したほか、ハンドリングの軽快性や乗り心地にも改善が見られたと説明した。なお、各数値は所定の試験条件における結果で、実際の性能は使用条件などによって異なる。

サイズは2027年にフロント3サイズ、リア3サイズを発売し、2028年にフロント4サイズ、リア5サイズを追加する予定。オンロードツーリングに求められる走行性能と耐久性、快適性のバランスを追求した新モデルとして、アドベンチャーバイクでの長距離走行を支える。

排水性の向上に寄与する「パルスグルーブ」の搭載に加え、溝配置の見直しによるパタン剛性の最適化により、ウェット性能・摩耗ライフ・静粛性のバランスを高めた。

・2027年発売サイズ

フロント用90/90V21M/C (54V)TL
110/80R19M/C 59V TL
120/70R19M/C 60V TL
リア用150/70R17M/C 69V TL UM
150/70ZR18M/C 70W TL
170/60R17M/C 72V TL

・2028年発売サイズ

フロント用90/90-21M/C 54V TL UM
100/90-19M/C 57V TL UM
120/70ZR17M/C(58W)TL
120/70ZR19M/C 60W TL
リア用130/80R17M/C 65H TL UM
140/80R17M/C 69V TL UM
150/70R18M/C 70V TL UM
160/60ZR17M/C (69W) TL
170/60ZR17M/C 72W TL

*UM:チューブタイプリムに装着する場合はチューブを使用