初心者からエキスパートまで集ったドリフトコンテスト

86&BRZやシビックタイプR、スイフトスポーツなど魅力的な新型スポーツも目白押しの今日この頃だが、グリップもドリフトも楽しめる走り屋の大定番と言えば、FRでターボ、マニュアルと3拍子揃ったシルビア&180SXは外せない。今回はシルビア&180SX専門店『ガレージミラルダ』の走行会に潜入。ドリフトを満喫しているユーザーの愛機とマシンメイクを紹介していこう。

軽量ホイール導入でドリフトのコントロール性が激変!

一番遊べそうなクルマだからとS15シルビアを買い、6〜7年前にドリフトしやすい印象があったS14シルビアに乗り替えたという井藤さん。オリジンのフルエアロで決めたエクステリアと、GT2871Rタービン仕様で約370psを発揮。ニスモ6速を組み合せる。

足回りは「スパッとリヤが出るけどトラクションがしっかり掛かる」というガレージミラルダのオリジナル車高調で強化。ホイールを軽量なCE28Nに変更したら、コントロール性がアップしてさらにドリフトしやすくなったそうだ。

追加メーターを並べたコクピット周り。きっちりと温度管理することで、不安なくドリフトできる環境を整えているのだ。

ドリフトに重要な切れ角はショートナックルの導入で大幅にアップ。タイヤはフロントが235/40R17、リヤが265/35R18と前後異径サイズをチョイスする。

ドリフトのスキルアップに合わせてマシンをチューニング!

購入後、しばらく保管状態だったという岡崎さんの180SX。車検の面倒を見てもらおうと訪れたガレージミラルダで、高島代表からドリフトしないかと誘われたのが4〜5年前のこと。以降、ドリフトのスキル上達に合わせて愛車を徐々にステップアップさせている。特に効果的だったのが切れ角アップ。定常円が簡単になり、ドリフトがしっかりと繋がるようになったそう。

GT2560RタービンやRSEハイカムを入れたSR20DETエンジンは、大径スロットル化やECUのリセッティングを行なったところさらに快調に。吹け上がりが抜群に良くなったそうだ。

足回りは他の車両同様に、ミラルダオリジナルの車高調で強化。ノーズの重さを感じているため、今後は軽量ボンネットへの変更を検討中だ。

ネットオークションで入手したS14をドリフト仕様に!

DC2インテグラタイプRが車両盗難に見舞われ、ネットオークションで入手したS14シルビアに乗り替えたというなおさん。V-OPTの“イカ天”を見ていた影響でドリフトをスタートし、現在はどっぷりハマっているそう。心臓部のSR20DETは、GCGタービンを組み合わせた300ps仕様。この日も元気いっぱいの走りを披露していた。

お気に入りのパーツはブリッドのフルバケ。小柄な体型の女性でも身体をホールドしてくれるので、操作に集中できるそうだ。

新投入のタービンで抜群のレスポンスを実現!

以前所有していた180SXのチューニングを検討していたところ、理想的なスペックのS15シルビアがミラルダにあると聞きつけ、乗り替えに踏み切ったKAWAさん。昨年にはタービンをGT-SSからギャレットGBC22に変更。ハイレスポンスな360ps仕様に大満足とのこと。今回、初心者クラスで見事に優勝をおさめたKAWAさんは「今後はリヤナックルを入れたい!」と意気込みを語ってくれた。

ミッションはHPIの強化6速をセット。ギヤがクロスしているため乗りやすいとか。エンジンマネージメントはアペックスのパワーFCが担う。

グリップからドリフトに転向!走りも楽しい通勤マシン!

GRB型インプレッサからS15シルビアに乗り替え、ガレージミラルダ高島代表の影響でドリフトを始めたという大川さん。着実にステップアップしてきたマシンは、GT2560Rタービン仕様で約330psを発揮。足回りはミラルダ車高調で強化し、HPIの6速ミッションも投入している。街乗りから通勤、ドリフトまでフル稼働しているそうだ。

十分なストローク量を確保するミラルダの車高調は、街乗りでも快適に乗れると評判。セッティングはミラルダにお任せだとか。

●取材協力:ガレージ ミラルダ 千葉県柏市藤ヶ谷1191-20 TEL:04-7179-5830

「やっぱりシルビア&180SXは最高だ!」専門店が開催するドリフト走行会に密着!! Part.1

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ガレージミラルダ
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