車中泊の快適さ最高クラス、大人2人でも楽々寝られる!

エブリイワゴンには全高が異なる「標準ルーフ」と「ハイルーフ」が用意されるが、今回車中泊したのは後者の「ハイルーフ」。前後シートや基本装備に大きな差はないので、車中泊するための方法はほとんど同じ。そんなエブリイワゴンで車中泊するには2パターンの方法が考えられる。ひとつは前後シートを倒してフラットなスペースをつくる手法。シートを倒すことで座面と背面部分に段差ができてしまうが、キャンプマットなどを使えば対応できるので、簡単に就寝スペースをつくることができる。そしてもうひとつが後席シートを前方向へダイブダウンさせ、荷室を広げて就寝スペースをつくる方法。前後シートを倒した際のスペース長が2030mmに対し、後席をダイブダウンさせ荷室を広げた際の荷室長は1820mm。どちらも大人1人が余裕で寝転ぶスペースをつくることができる。ただし実際に“寝る”ということを考えるなら前者の方が快適。前者はシート自体にクッション性があるので、シュラフに入ってそのまま寝られる。車中泊なのに自宅のベッドに近い感覚だった。一方荷室を使う場合は、床面がかなり硬いので、そのまま寝転ぶには少々厳しい。厚手のインフレーターマット(空気で膨らむ簡易ベッド)などがあれば問題なく寝られるが、短時間で就寝スペースを作る、ということを考えるとシートで寝るという方法を選択したい。またどちらを選択したとしても大人2人が寝ることが可能なうえ、頭上が高く、無駄な凸凹が少ないので、車中泊するクルマとしては最高のパッケージングだ。

簡単&スピーディに快適な就寝スペースが完成

広い荷室空間は4人乗車でも余裕の積載能力

※車両の数値は撮影時に計測した参考値です。※撮影地「シャトレーゼキャンプリゾート小海(長野県南佐久郡小海町)」

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