業界人コラム 陸上自衛隊:最新世代戦車「10式戦車」の性能②、ヒトマルの火力に注目する【写真・4枚目】 10式戦車のメイン火力(主武装)である120mm滑腔砲。写真で砲口に向かって左にあるのは砲口照合ミラー。砲塔基部からレーザーを照射し、この照合ミラーで反射させて測り、熱による砲身の歪みなどを知り射撃に活かす装置だ。 富士総合火力演習で主砲を射撃する10式戦車。起伏に合わせて車高を変化させ撃つ稜線射撃。巨大な発砲炎の先に徹甲弾の弾芯が飛翔している。 10式戦車の副武装である12.7mm重機関銃M2。写真中央の車長用ハッチ基部に設置され回転可能。ハッチの左側は車長用照準潜望鏡。 砲塔後部の円筒は起倒式の環境センサー。気温や気圧、風向、風速を測定、その気象データを弾道計算コンピューターへ送り射撃諸元に加味することでその精度を向上させる装置。 左右に移動しながら射撃するスラローム射撃中の10式戦車。命中率は高く、本車の特筆点のひとつだ。 この画像の記事を読む