中古価格高騰中のSR車、延命にはメンテ&最新ECUがカギ
ドリフトもグリップもOK!豊富な実績で最適なプランを提供
シルビアや180SXといったSRエンジン搭載車の中古価格が年々上昇を続けるなか、長く乗り続けるためには、的確なメンテナンスと時代に合ったチューニングが不可欠だ。
神奈川県平塚市に拠点を構える“TOP ONE(トップワン)”では、シルビア/180SXはもちろん、SR系エンジンを搭載したローレルなどの整備・チューニング実績が豊富。ユーザーの要望や予算に応じ、最適なプランを提案してくれる。

「最近は“この先10年は乗りたい”という声が増えています。オーバーホールも、最低限の消耗品交換にとどめてコストを抑える方法から、強化ピストンで性能向上を狙うメニューまで、幅広く対応しています」と話すのは代表の伊藤さん。

一方で、近年は純正パーツの生産終了や価格高騰が進行中。とくにクランク角センサーは価格が急騰し、いつ廃盤になってもおかしくない状況だという。そこで注目したいのがLINKプラグインECUだ。30年前のエンジン制御を現代スペックに置き換えることで、電子制御スロットルやアイドルコントロール、電動ファン制御にも対応。各種センサーも豊富に揃っているため、純正部品が供給終了しても安心して走り続けられるのが大きな魅力だ。

クランク角センサーやISCVは非常に高価で、しかも中古品を使うのはリスクが大きい。しかしLINKを使えば、そうした問題をスマートに解消できる。

駆動系も、SR系の高出力マシンでは特にトラブルが出やすい部分。強化対策としてニスモ製6速MTの換装も選択肢だが、400psクラスになると耐久性に不安が残るのも事実だ。
そこでトップワンが提案しているのが、RZ34(新型Z)純正6速ミッションへの換装。ジュラテック製アダプターを使用してSRエンジンとドッキングし、プロペラシャフトやフロア加工を加えることで、自然なシフト位置と扱いやすさを両立。Hパターンのため、街乗りからサーキットまで幅広く対応できる。


こちらのS15シルビアは、HPI製エキマニやラジエーター、インタークーラーなどを装着したGTⅢ-RSタービン仕様のユーザーカー。排気量は2.0Lのままながら、筑波サーキットで1分1秒台を記録する実力派だ。トップワンではドリフト仕様だけでなく、グリップ仕様の製作にも注力。ユーザーの走り方やステージに合わせたセッティングを得意とする。

リフレッシュ車両の製作・販売も行っており、「ボディ状態が良いNA&AT仕様のS15を仕入れてターボエンジンを載せ換え、好みのタービンや足回りで一台丸ごと仕上げることもできます」と伊藤さん。もちろん買取にも対応している。

また、非接触型アライメントテスターを完備し、ドリフトとグリップを両立する数値設定にも対応。伊藤さん自身がドリフト&グリップの両方を楽しむドライバーだからこそ、現場目線のアドバイスがもらえるのも心強い。

代表の伊藤さん(中央)をはじめ、ベテランメカニックの三好さん(右)、坂井さん(左)が理想のクルマづくりをしっかりサポートしてくれる。ちなみにトップワンでは、初心者でも気軽に参加できるドリフト練習会を2ヵ月に1回のペースで開催中。富士スピードウェイのマルチパーパスなどで実施しているので、興味がある方はぜひ参加してみてほしい。
⚫︎取材協力:トップワン:神奈川県平塚市四之宮3-3-15 TEL:0463-20-8127
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