アジア発、モビリティの未来が動き出す!
FMT 2025が切り拓いた“次の製造業”とは?
2025年4月3日〜5日の3日間、タイ・バンコクにあるBITECバンナーで開催された「Future Mobility Thailand 2025(FMT 2025)」。初開催ながら、世界50カ国から3500人以上の来場者を集めるなど、その注目度の高さは折り紙付き。まさに、ASEAN地域における“次世代モビリティの扉”を開く一大イベントとなった。

会場には300社以上の出展者が集い「E-Parts&モビリティ革命」、「ADAS&エンターテインメントシステム」、「BCGグリーン製品&代替エネルギー」、「パフォーマンスパーツ、アクセサリー、メンテナンス」といったテーマ別ゾーンを展開。

なかでも話題を呼んだのは、「パーツ・トランスフォーメーション」ゾーン。ここでは自動車部品が、医療機器や航空機、鉄道、農業機械など、まったく異なる産業へ転用されていく最前線が披露され、来場者たちの関心を一気に引きつけた。
イベント期間中に動いた商談総額は、実に約19億800万バーツ(約81億円)! その場で決まった即決成約も1億800万バーツ(約4.6億円)を突破し、今後1年をかけてさらに1.8億バーツ超の成約が期待されている。注目すべきは、こうした成果が“単なる数字”ではなく、タイ国内外の関係者の間で新たな信頼関係と協業の芽を生み出している点だ。

FMT 2025が提示したのは、製造業における「未来」そのもの。今後はこのプラットフォームを軸に、タイを中心としたアジアのモビリティ産業が、より持続可能で革新的な展開を遂げていくことが期待される。
【関連リンク】
FMT 2025公式サイト
https://www.futuremobilitythailand.com/

