クルマ好きの熱気は日本のそれを大きく上回る!

2025年4月19日・20日の2日間にかけて、台湾・台中で開催された「Stance Garage Taiwan 6(SGT6)」。2日間でのべ1万2000人もの来場者が詰めかけ、会場は熱気に包まれていた。会場となった台中烏日国際展覧館には、JDMからUSDM、ユーロ勢まで、台湾カスタムシーンを象徴する多彩なマシンが集結。そんなイベントにおいて、特に注目を集めていたジャパニーズチューンドたちを見ていこう。

サイオン・FR-S(86)

イベント主催メンバーの一人であるアキラさんが乗るZN6型86。バリスのワイドボディキットで武装したエクステリアが見どころだ。足元にはZN6用としては大径な19インチのボルクレーシングTE37SLが収まるが、迫力あるボディラインとの組み合わせで違和感のない履きこなしを実現している。HKS等のパーツを用いた吸排気チューンと合わせて、ECU-TEKによる現車セッティングも施されている。

スバル・インプレッサ

ベース車はGRB型WRX STI…と思いきや、なんとGH8。素のインプレッサをベースに、RPGというメーカーが手掛けるGRF用のカーボンワイドボディキットを組み込むことで、WRX STIにも負けないスタイルを構築している。EJ20エンジンは米国IAGパフォーマンス製パーツで強化しつつ、パルサーターボ製PSR-3584をセットするなど機関系もフルチューン仕様となる。

ニッサン・フェアレディZ

VG30を捨て去り、2JZ-GTEスワップが施されたZ32。エンジン本体は腰下まで手が入り、HKSのT51Rタービンや最新の電子制御スロットルを組み合わせたフルチューン仕様で、ミッションもトヨタのツアラー系純正のR154を換装済み。ロワードフォルムを実現しているエアサスは、台湾のFEEL AIR V3だ。エアサスの配管レイアウトなど、インテリアの細部まで美しい仕上げが光る。

ホンダ・シビック

台湾では、亡くなった友人や家族を偲ぶ際に、その人の趣味や思い出にちなんだ紙製のアイテムを作り、火を入れて天に送るという風習がある。そんな伝統を背景に、多彩な紙製品を手がけるメーカー「商聖弘紙藝」が持ち込んだのが、紙で製作されたのEGシビックだ。

モデルとなったのは、タイで製作されたフルチューン仕様のEGシビック。1/1スケールでボディ形状はもちろん、パーツの造形に至るまで細部を忠実に再現。同社の技術力を示すモデルとして会場でも大きな注目を集めていた。

⚫︎取材イベント:Stance Garage Taiwan 6(SGT6)

「右ハンドル車は登録不可でも日本車人気は高し!」台湾のチューニングショップに潜入取材!