唯一の4WDになるPHEV 豪快な加速力と走破性は特筆
3008は日本導入から6年を経過し、海外では新型が公表されたが、2021年にフェイスリフトを行なっているので外観からは古さを感じさせることはない。インテリアもステアリングの上からデジタルメーターを見る、ⅰコックピットデザインを採用し、いま見ても先進的だ。
エクステリア

全長4450㎜のボディサイズは日本の道路環境でも扱いやすい。室内は広くはないが、前後席は囲まれ感があり、落ち着きのある空間をつくり上げている。荷室も奥行きが深いから積載性も良好だ。多人数乗車を希望する人は、フロントまわりやインテリアのデザインが3008と共通で、全長が少し長い3列シートの5008を選ぶという手もある。
インストルメントパネル

パワートレインは3種類を設定。ベースモデルの1.6ℓターボでもスムーズに走ることができるが、人気があるのはトルクフルな走りが味わえ、燃料代を抑えることができる2.0ℓディーゼルだ。プジョーのディーゼルは音や振動が上手く抑えられているから快適性も高い。
居住性


フェイスリフトと同時に追加されたプラグインハイブリッドは、1.6ℓターボに前後のモーター出力が加わるため、スポーツカー並みの豪快な加速を披露してくれる。3008では唯一の4WDになるから走破性も向上する。フル充電時には実質50㎞程度はEV走行が可能だ。
うれしい装備


月間販売台数 NO DATA 現行型発表 17年3月(マイナーチェンジ 21年1月) WLTCモード燃費 16.6 ㎞/ℓ ※「GT BlueHDi」

ラゲッジルーム


サスペンションは乗り始めは引き締まった印象を与えるが、コーナリング時はプジョーらしいストロークのある、しなやかで粘り強いフットワークを楽しむことができる。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。http://motorfan-newmodel.com/integration/153/
