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今日は何の日?

■アクセラに高性能ターボを搭載したスピードアクセラ

2006(平成18)年6月6日、マツダが初代「アクセラ」のマイナーチェンジでFFホットハッチ「スピードアクセラ」を投入することを発表(発売は6月21日)。コンパクトファミリーカーのアクセラだが、最高出力264ps/最大トルク38.7kgmを発揮する直噴ターボを搭載した高性能モデルだ。

マツダスピードアクセラ
マツダスピードアクセラ

●マツダ再生のために“Zoom-Zoom”ブランドモデルが続々デビュー

マツダは、1980年代後半の“作れば売れる”バブル絶頂期に取り組んだ販売網の5チャンネル化の失敗と、バブル崩壊の煽りを受けて経営危機に陥り、1996年フォード傘下に収まることになった。
本格的な再生の狼煙として、マツダは2001年10月の東京モーターショーで新しいブランドメッセージ“Zoom-Zoom”を発表。これは、走る歓びを追求したマツダらしいクルマづくりを目指すことである。

初代「ファミリアセダン」
1964年発売のマツダ初の小型車、初代「ファミリアセダン」。アクセラの始祖

“Zoom-Zoom”をベースに、翌2002年にデビューした第1弾の「アテンザ」は、新しいミッドサイズクラスのグローバルカーとして、発売1ヵ月で7500台を受注し好調に滑り出し、海外でも「Mazda6」として高い評価を受けた。2002年には2代目「デミオ」がデビューし、発売1ヵ月で1万5000台を販売し、10年余りで100万台を達成するヒットモデルとなったのだ。
そして2003年に登場したのが、ファミリアの後継にあたる「アクセラ」だった。

●グローバルコンパクトカーとしてファミリアの跡を継いだアクセラ

初代「アクセラ」
2003年にデビューした初代「アクセラ」。ファミリアの後継車のグローバルモデル

アクセラは、コンパクトカーながらファミリアより全幅が拡大された3ナンバーボディの4ドアセダン/5ドアスポーツ(ハッチバック)が用意され、スポーティでダイナミックなスタイリングが特徴だった。
パワートレインは、1.5L/2.0L/2.3L直4 DOHCの3種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせで、駆動方式は、当初はFFのみだったが、追加で4WDも用意された。車両価格は、1.5Lが153.5万~162.8万円、2.0Lが192.5万円、2.3Lが205.2万~214.5万円に設定された。

アクセラは、海外では「Mazda3」として販売され、日本よりむしろ海外での人気が高く、3年3ヵ月で累計生産台数100万台を突破し、アテンザの最短達成記録を更新。2代目が登場するまでの6年間で、世界中で200万台を超える販売を記録し、マツダの主力モデルへと成長したのだ。

●マイナーチェンジでFFホットハッチのスピードアクセラ登場

マツダスピードアクセラ
マツダスピードアクセラ
マツダスピードアクセラ
「マツダスポーツアクセラ」のスポーティなハッチバック

2006年6月のこの日、マイナーチェンジに合わせ、FFホットハッチ「スピードアクセラ」を追加。2.3Lモデルをハイチューンし、全幅を20mm拡大し、フロントデザインも一新。専用エアロパーツの装備、大径ホイールを履かせるフロントフェンダー、合わせてフォグランプの形状も専用設計された。

マツダスピードアクセラ
「マツダスポーツアクセラ」に搭載された2.3L直4 DOHCインタークーラー付直噴ターボ

エンジンは、2.3L直4 DOHCインタークーラー付直噴ターボで、その圧縮比は過給機モデルとしては高い9.5。最高出力264ps/最大トルク38.7kgmを発生し、トランスミッションは6速MTのみ。FF車では駆動と操舵を同時にコントロールするため、アクセルを急激に踏み込むと“トルクステア”が発生しやすい傾向にあるが、ステアリングの舵角と連携するスロットル制御や左右剛性のバランスを最適化したドライブシャフトの採用、さらにボディの強化やブレーキの大型化などでFFの弱点を解消している。
車両価格は、特別なチューニングが施され、優れた走りを発揮したにもかかわらず、ベースのスポーツグレードからわずか26万円アップの241万円に抑えられていることも注目された。

マツダスピードアクセラ
「マツダスポーツアクセラ」の運転席スポーティにまとめられた運転席
マツダスピードアクセラ
マツダスピードアクセラのフロントシート

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高性能ながら軽量・安価なスピードアクセラだったが、日本の走り屋には大きなインパクトを与えることはできず、むしろ海外で人気を獲得した。もともとアクセラ(Mazda3)自体、海外で人気があったので、当然なのかもしれない。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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