ディテール解説

キャバレロ500 フラットトラック
オーソドックスな丸型のハウスを持つヘッドランプ。レンズを使用したメインのLEDランプを囲むリングライトのデザインがユニークだ。
キャバレロ500 フラットトラック
ロービームはこの状態。対向車の多い市街地走行ではこんな顔つきで走る事が多い。
キャバレロ500 フラットトラック
一方ハイビームは大きさが異なるランプの5連灯に切り替わる。
キャバレロ500 フラットトラック
φ41mmのフロントフォークは倒立式。車軸ボルトが飛び出さない設計がスマート。シングルディスクブレーキはφ320mmローターをフローティングマウント。ラジアルマウントされた油圧ブレーキキャリパーはBYBRE製対向4ピストンタイプ。ブレンボ系のブランドだ。
キャバレロ500 フラットトラック
水冷ビッグシングルエンジンを搭載。ショートストロークタイプの449ccからは40HPを発揮する。
キャバレロ500 フラットトラック
右出しツインアップマフラーをカバーするゼッケンプレートが勇ましい。
キャバレロ500 フラットトラック
黒リムのスポークホイールに27,5×7,5-19 (140/80-19)チェコ製タイヤを採用。サスペンションはボトムリンク機構を持つカタルニア製のモノショックタイプだ。
キャバレロ500 フラットトラック
スッキリとシンプルなハンドルまわり。黒のパイプバーハンドルはテーパータイプ。タンク上にはシルバープレートが採用されている。
キャバレロ500 フラットトラック
ディマー用ダイヤル式スイッチの採用がユニーク。一番下がシーソー式ウインカースイッチ。中段左がホーン。右は長押しする事でABSをオフできる。パッシングスイッチは人差し指で扱う位置にある。
キャバレロ500 フラットトラック
ハンドル右側スイッチは赤いエンジンキルスイッチと黒いスタータースイッチのみ。スロットルレリーズとグリップはイタリアのdomino製だ。
キャバレロ500 フラットトラック
やや右側にオフセットされたシンプルな液晶表示メーター。デジタル表示の文字が大きく見やすい。タコメーターのメモリは1ブロックで1000rpm。
キャバレロ500 フラットトラック
テールカウルまで一体感のあるダブルシートを採用。タンクから繋がるロングデザインが印象的だ。
キャバレロ500 フラットトラック
パイプステーをあしらったナンバープレートホルダー。テールビューのデザインもなかなか個性的である。

主要諸元

エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
排気量:449cc
ボア×ストローク:94.5×64mm
最高出力:40HP/7500rpm
最大トルク:43Nm/6000rpm
始動方式:セル式
変速機:6速
全長:2180mm
全幅:840mm
全高:1154mm
シート高:820mm
ホイールベース:1425mm
乾燥重量:150kg
タンク容量:12ℓ
フレーム:クロームモリブデン鋼セントラルチューブフレーム
ブレーキ(前/後):φ320mmディスク/φ230mmディスク/ ABS:2チャンネル式(ABSカット機能付き)
サスペンション(前/後):FANTIC FRSφ41mm 倒立フォーク/FANTIC FRSプリロード調整機構付き
サスペンションストローク(前/後):150/150mm
タイヤ(前/後):130/80-19 / 140/80-19

ライダープロフィール

キャバレロ500 フラットトラック
元モト・ライダー誌の創刊スタッフ編集部員を経てフリーランスに。約36年の時を経てモーターファン バイクスのライターへ。ツーリングも含め、常にオーナーの気持ちになった上での記事作成に努めている。
遂に!メチャシブ系イタリアンスクーターが国内デリバリー開始。イタルジェット・ドラッグスター125/200、眺めて、触って、跨ってみた。

2021年11月23日にイタリアで開幕したバイクの展示会「EICMA(ミラノショー)」において、イタリアのバイクブランド「イタルジェット」は、コロナ渦で発売が伸びていたNEWモデル「Dragster(ドラッグスター)125/200」のデリバリーを2021年12月に開始すると発表。日本仕様の発売は2022年春頃になると予測される(編集部見込み)。ここでは国内へ逸早く並行輸入された欧州仕様車を、細部まで隈なくチェックしてみた。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shyunsuke) 取材協力●ベア世田谷 https://bear-s.com/ 輸入元●イタルジェットジャパン https://italjet.jp

https://motor-fan.jp/bikes/article/25347/