フェラーリ V12をトヨタ・センチュリーに載せたエンジニアたちの意地はどこからきている? その2【清水×高平のエンジンどうでしょう】【写真・24枚目】 スバルの水平対向12気筒エンジン。とにかくデカい 清水和夫氏と高平高輝氏、ふたりのジャーナリストがエンジンにまつわるアレやコレを語り尽くす 渡邉浩之/わたなべ ひろゆき/クラウン9・10代目チーフエンジニア、1996年取締役に就任、プリウスや燃料電池の開発等、2001年専務就任、2005年トヨタ技監 唯一の国産V12搭載、トヨタ・センチュリー 1990年代初めにフラッグシップセダンとして開発されていた「アマティ1000」用の4.0L V型12気筒エンジン。が、アマティ・プロジェクトはバブル崩壊にともなう景気後退で中止された 高岡祥郎/たかおか よしろう/元スバルのモータースポーツ代表者 JIOTTO CASPITA/ワコール+童夢+SUBARUのスーパーカー いすゞも作ったF1エンジン! ジオットキャスピタに搭載されたエンジンのブロック フェラーリ・プロサングエに試乗する清水和夫氏 Alfa Bimotore(画像はアルファロメオ・ジャパンのFacebookより) スバルエンジンのFJ1600には清水和夫氏も参戦していた 渡邉浩之/わたなべ ひろゆき/クラウン9・10代目チーフエンジニア、1996年取締役に就任、プリウスや燃料電池の開発等、2001年専務就任、2005年トヨタ技監 トヨタのV12エンジン、1GZ-FE ロータス・エミーラ ロータス・エミーラのトヨタ製2GR-FE型 3.5L V6スーパーチャージャー 可変圧縮比(Variable Compression Ratio Engine) 清水和夫×高平高輝のクロストーク【エンジンどうでしょう】は次回へ続くのでお楽しみに! レクサスLFA レクサスLFA/1LR-GUEエンジン トヨタ2代目センチュリー F1 1990年シーズン前半、コローニC3Bに搭載されたスバル・モトーリモデルニ。シリンダーブロックの下から導くしかない排気管によって、見た目ほどは低重心とならなかったようだ ロールス・ロイス・ゴースト、ファントムなどに搭載される、N74B66 6592cc V12エンジン AMG S65などに搭載される、メルセデス・ベンツ 5980cc V12エンジン フェラーリ F140FC 6262cc V12エンジン 右からジャンカルロ・ミナルディ、高岡祥郎、ピエロ・マンチーニ 三部敏宏/みべ としひろ/本田技研工業株式会社取締役代表執行役社長兼CEO 清水和夫氏も全日本ラリー選手権で使用するヤリスハイブリッドに積む3気筒のM15-FXEエンジン フェラーリ296GTBはPHEVミッドシップ、V6ターボを積む フェラーリ296GTBはPHEVミッドシップ、V6ターボを積む 第2世代GT-Rに搭載されるRB26DETT型2.6L ツインターボエンジンは武器!? タイヤが付いて動くものならフェラーリV12だろうが台車だろうが好き!という清水和夫氏 ホンダ最後のV12 F1マシンに試乗経験のある高平高輝…羨ましい! 清水和夫氏がベルトラン・ガショー選手(Bertrand Jean Louis Gachot)選手と共に戦ったスパ・フランコルシャン24時間レース(1993年)のHONDA・NSX 180度V12のフェラーリ・512BB Yamaha OX99 Yamaha OX99 1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、N1耐久や全日本ツーリングカー選手権、ル・マン、スパ24時間など国内外のレースに参戦する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。自身のYouTubeチャンネル「StartYourEnginesX」では試乗他、様々な発信をしている。2024年も引き続き全日本ラリー選手権JN-6クラスに「SYE YARIS HEV」にて参戦。 大学卒業後、二玄社カーグラフィック編集部とナビ編集部に通算4半世紀在籍、自動車業界を広く勉強させていただきました。1980年代末から2000年ぐらいの間はWRCを取材していたので、世界の僻地はだいたい走ったことあり。コロナ禍直前にはオランダから北京まで旧いボルボでシルクロードの天山南路を辿りました。西欧からイラン、トルクメニスタン、ウズベク、キルギス、そして中国カシュガルへ、個人では入国すら難しい地域の道を自分で走ると、北京や上海のモーターショー会場では見えないことも見えてきます。モータージャーナリスト清水和夫さんをサーキットとフェアウェイ上で抜くのが見果てぬ野望。 フェラーリ・プロサングエのV12は小さい この画像の記事を読む