業界人コラム 新型輸送艦「ようこう」進水。南西諸島防衛に向けた、自衛隊の海上輸送能力強化の取り組みとは【写真・5枚目】 若宮防衛大臣補佐官が支え綱を切断し、「ようこう」は進水した。艦首右側に跳ね上げ式のランプウェイ(サイドランプ)が確認できる。ランプウェイは、艦の後部にも設けられている(写真/菊池雅之) 進水前の「ようこう」。艦後部のランプウェイが確認できる(写真/菊池雅之) 「ようこう」は千数百トンの輸送能力を持ち、車両を数十両、20フィートコンテナなら数十本を積載することが可能だという。海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8600トン)より、かなり小さい船だが、これは小さな離島の港湾を想定しているからだ(写真/菊池雅之) 自衛隊は「ナッチャンworld」と「はくおう」、2隻のフェリーを輸送のためチャーターしている。同様のチャーター船を一気に8隻に増やす計画だ(写真/陸上自衛隊Xより) 防衛省資料に掲載された「新型補給艦」のイメージCG。従来の補給艦とはまったく異なる艦容で、さらにランプウェイが追加される。この艦は貨物装置の自動化などによる省人化が図られており、ランプウェイ追加にはフォークリフトなど作業車両乗り入れによる物資積み込みの迅速化・効率化という、補給艦本来の目的もあると思われる。 この画像の記事を読む