試乗 運転席側ドアにも秘密あり!? 新型フォルクスワーゲン・パサートは13cm長くなって後席が極上空間に!【写真・26枚目】 新型はMQBアーキテクチャーの進化版である「MQB evo アーキテクチャー」を採用。Cd値は0.25と良好な数字をマークしている。 エントリーグレードの「Elegance Basic」、装備が充実した「Elegance(写真)」、スポーティな専用エクステリア&ホイールが備わる「R-Line」の3グレードが基本構成。 新型のスリーサイズは全長4915mm×全幅1850mm×全高1500mm、ホイールベースは2840mm。先代よりも全長は130mm、ホイールベースは50mm長くなったことで、より流麗なシルエットに。 荷室容量は通常時で690L、後席格納時で1920L。先代比では、それぞれ+40L、+140L拡大された。 2本のバーを横に渡して、ハンモックのように荷室の上のスペースに小物を置くことも可能。バーは床面にも固定用の穴が設けられている。 写真はプラスチックのガイドをマジックテープで固定して、バッグを固定している様子。 トノカバー類は床下スペースに収納できる。 100V・1500WのAC電源も荷室に完備。アウトドなど幅広いシーンで活躍してくれそうだ。 最近のフォルクスワーゲンの流儀に則り、物理ボタンの数の少ないすっきりとした印象のインパネ。 メーターは10.25インチの大型液晶タイプ。 インパネ中央に、15インチの大型タッチスクリーンを採用したのが新型のインテリアの目玉。 後席は新型の特等席。膝まわりは余裕たっぷり。 前席は背もたれが空気圧によって身体を押圧するリラクゼーション機能付き。 eHybridは150PS(110kW)の1.5Lターボエンジンに85kWのモーターの組み合わせ。バッテリー容量は25.7kWhで、142kmのEV走行が可能。 ボディカラーは全7色。写真が色鮮やかなマリポサイトグリーンメタリック。 eHybridも「Elegance」と「R-Line」の2グレード展開。写真は後者。 助手席側のフロントフェンダーに、普通充電口が設けられている。 eTSI系に搭載される1.5Lターボ+マイルドハイブリッド。エンジンの最高出力は150PS(110kW)、モーターの最高出力は13kW、バッテリーの容量は0.7kWh。 シフトレバーは、ステアリングコラムの右側に配置。先端を捻ることで、シフト操作が行なわれる。 センターコンソールには、スタータースイッチ、パーキングスイッチ、シャッター付き小物入れを配置。 シャッターを開けると、スマホのワイヤレス充電器とドリンクホルダーが現れる。 車重は約1.5tだが、加速力は必要にして十分、といった印象。 「Elegance Basic」は17インチ、「Elegance」は18インチ(写真)、「R-Line」は19インチのタイヤを履く。 DCC Proは「スポーツ」「コンフォート」といったモードのほか、細かく固さを調整することもできる。 1973年に初代が登場したパサート。その歴史は、ゴルフよりも長い。2024年11月から日本での発売が開始された新型は9代目となる。 前席は背もたれが空気圧によって身体を押圧するリラクゼーション機能付き。 様々な操作をセンターモニターに集約。パーキングブレーキのオートホールド機能もここでオン/オフを行なう。 運転席側ドアのアームレストの端部には、折り畳み傘がすっぽりと収まる「穴」が空いている。 突然雨が降り出したような場面でも、ここからスマートに折り畳み傘を取り出せる、というわけだ。 この画像の記事を読む