BBSが独自に開発したアルミニウム合金「フォルテガ」製のホイール

一昨年、昨年のオートサロンでも開発中であることが明かされていたが、その待望の新作がついに発表されたわけだ。アルミニウム同等の「密度」と「強度」を保ちつつ、ジュラルミンやマグネシウムを凌駕する圧倒的な「剛性」を確保したフォルテガ製ホイールは、その特性からヘビー級の大型SUVやハイパフォーマンスEVがターゲットとなる。ゆえに会場ではポルシェ・タイカン、BMW iX3、レクサスRXに装着されてディスプレイされていた。

FORTEGA鍛造1ピースホイール「FL」

なお、「フォルテガ」の語源はイタリア語で「強い」を意味する「forte」と「合金」を意味する「lega」を組み合わせたもの。従来のアルミニウム合金と比べ、高剛性を保ちながら約10%の軽量化を図ることが可能という。BMW iX3の場合、ノーマルと比較してばね下重量は約22kgダウンするとのこと。ちなみにこの「FL」の開発にはおよそ10年の歳月がかかっているという。

「FORTEGA」は、2011年の超超ジュラルミン以来の新素材の開発となる。

販売開始は4月1日から、先行受注は本日からスタート。ポルシェ・タイカン向けの200本/50セットで、サイズは21×9.5と21×11.5。価格はそれぞれ47万8500円、49万5000円(いずれも税込)となる。

FORTEGA鍛造1ピースホイール「FL」