トイレ以外の活用法も重要なチェックポイント

実のところ、緊急で用を足さなければならない“非常時”には、ビニール袋と凝固剤、そしてプライベートな空間さえあれば最低限対処できるが、しっかりとした便座があればより平常心で用が足せるというもの。ここに紹介している携行トイレは、平常時にはイスや踏み台、ゴミ箱などとしても活用できるフェーズフリー設計。また未使用時にはコンパクトに折り畳めるので、車載常備品としてもお勧めなのである。“イザ”というときに備えておけば、いつかきっと役に立つ日が来るはずだ。

平常時はイスや踏み台として、非常時は携行トイレとして大活躍

セイワの『ポータブルトイレ+簡易トイレ10 IMP309』は、未使用時にはコンパクトに折り畳むことができ、展開すると便座の高さが42cmの非常用トイレとしてはもちろん、イスや踏み台、ゴミ入れなどとしても重宝する携行トイレなのだ。またトイレ10回分の排泄袋と凝固剤、収納袋が付属。非常時にはいつでもトイレとして活用できる。

SEIWA『ポータブルトイレ+簡易トイレ10 IMP309(実勢価格:6980円前後/税込)』の本体質量は約3.8kgで、折り畳んで持ち運べる収納袋が付属。車内にも目立たず収納できる。
フタ部分の耐荷重は約100kgで踏み台としても活用できる。クルマでは洗車時などで便利に使える。
便座の高さは約42cmで、フタを閉じればイスや物置台、コンテナとしても使える。

折り畳んだ状態でも使用でき、7段階の高さ調整が可能な携行トイレ

慶洋エンジニアリングの『どこでも安心安全トイレ』は7段階の高さ調節ができ、クルマのシートに座った状態でも使用可能な携行トイレ。災害時だけでなく、道路渋滞やアウトドアキャンプ、車中泊でも活躍してくれるのだ。セットには本体とトイレ5回分の汚物袋、防臭袋、凝固剤が付属。また、外からの目線をガードできるポンチョ付きで、テントや目隠しがない状態でも安心して使用できる。

KEIYO『どこでも安心安全トイレ(価格:6980円/税込)』は、ホワイトとブラックの2色をラインアップ。
収納時は高さ約8cm、展開すると最大33cmまで計7段階の高さ調節が可能。たとえば座席に座った状態でも使用できるのだ。