試乗 三菱トライトンが飛んだ!? パジェロ譲りの四駆制御と圧倒的なタフっぷりで雪道が楽しい!【写真・21枚目】 タイを中心としたアセアン各国が舞台となるアジアクロスカントリーラリー。2024年は8月11日-17日にわたって開催された。三菱はT1仕様=改造クロスカントリー車両のトライトンを投入し、田口勝彦選手が総合5位となった。 左端が社員ドライバーとして参戦した小出一登さん。社内テストドライバーとして、パジェロやランエボを鍛え上げた経験を持つ。初出場となったAXCR 2024では24位で見事に完走を果たした。 2024年仕様のトライトンは、、大排気量のライバルに対応すべく動力性能を強化。それに合わせて、トルク容量の大きい競技用トランスミッションを新採用した。また、トレッドの拡大や4リンクリジッドのコイルスプリング化など、足まわりにも改良のメスが加えられた。 総走行距離2075.54km、そのうち競技区間は939.58kmという過酷なAXCR。タフなラリーを戦い抜くために鍛え上げられたトライトンの勇姿は、素直にカッコいい。 2H=2WD(後輪駆動) 4H=フルタイム4WD 4HLc=直結4WD(センターデフロック) 4LLc=ローギヤ直結4WD(センターデフロック) こちらは小出さんがステアリングを握って疾走するトライトン。小出さんの腕前も凄いけど、激しい走りでもまったくへこたれないトライトンも凄い。 2024年2月から日本での発売が始まったトライトンは3代目。標準仕様の「GLS」と、ベッドライナーや荷室サイドのスタイリングバーが備わる上級仕様の「GSR(写真)」をラインナップする。 三菱トライトン GSR 三菱トライトン GLS トライトンのタフネスさの土台となっているのが、強固なラダーフレーム。18年ぶりに新設計されたもので、剛性は飛躍的に高まっている。 4N16型ディーゼルターボエンジン。市販モデルは2.4Lの排気量から150kWの最高出力と470Nmの最大トルクを絞り出す。 この画像の記事を読む