魔法瓶と同じ真空断熱構造で保冷はもちろん保温も可能

真夏の長距離ドライブで、特に注意して欲しいのが水分補給。トイレが近くなるからと水分補給を控えていると、熱中症になる危険性が急速に高まるからだ。
そんな時にぜひ飲みたくなるのが冷たいドリンクだが、ペットボトルや缶飲料をそのまま車内に置いておくとすぐにぬるくなってしまう。そこで活用したいのが真空ボトル。いわゆる魔法瓶と同じ真空断熱構造で保冷はもちろん保温も可能。1年中使えるアイテムなのだ。

ハックの『真空ボトル』シリーズは携帯性はもちろん、ドリンクホルダーにそのまま設置可能など車載時の使い勝手も考慮。そこで今回、最新3モデルをピックアップ。2モデルに関しては氷水を入れて何時間、その冷たさをキープできるのかをテストしてみた。

『2WAY真空ボトル デュラブル800』は、フタに2種類の飲み口を装備。好みや飲み物に合わせて使い分けられる他、フタを外せばコップとしても使えるのだ。従来モデルの容量は550mlだったが、800mlにスープアップ。より多くの飲料を入れられるようになった。

HAC『2WAY真空ボトルデュラブル800(実勢価格:1980円/税込)』

『真空断熱タンブラー サーモピュア』は750mlの大容量で、キャップを外すと飛び出す伸縮ストローを装備。運転中でも飲みやすい構造となっているのだ。
『真空ペットボトルクーラー』は、ペットボトルをそのまま入れるタイプ。500〜600mlのペットボトルに対応しており、飲んだ後に洗浄の必要がない点もセールスポイントだ。

HAC『真空断熱タンブラー サーモピュア(実勢価格:2480円/税込)』
HAC『真空ペットボトルクーラー(実勢価格:各1980円)』

外気温や使用状況でキープ時間は多少変化するが24時間後でも冷たさを維持!

『デュラブル』と『サーモピュア』には、同量の氷水を入れて車内に放置。真空ペットボトルクーラーはミネラルウォーターを購入直後にセットして、2モデルと同様車内に放置。テスト日の気温は真夏日ギリギリの25℃。1/3/5/8/12/24時間後にそれぞれの温度を測定してみた。

スタート時の温度は2〜3℃だったが、なんと、どちらのモデルも氷が溶ける前の8時間後までは、温度上昇はわずか1〜2℃、24時間後でも11〜12℃と、ある程度の冷たさをキープしていたのだ。30℃を超える真夏日では多少結果は異なると思うが、目的地に到着するまで十分冷たさをキープできるはずだ。

『真空ペットボトルクーラー』はスタート時の温度は7.6℃。その後5時間後まで、冷たさを感じる12〜13℃をキープ。市販のミネラルウォーターで氷は使用していないが、5時間後までは十分冷たく飲むことができた。