EVの研修やトレーニングなども行い、EVの整備環境をより身近なものに

群馬自動車大学校は1967年に設立された、実践的な自動車整備士の育成に力を注ぐ専門学校。礼儀・責任・融和を教育理念に掲げ、これまで約1万2000名以上の卒業生を輩出している。広大な敷地と充実した実習設備、親しみやすい教職員によるサポート体制が特長だ。自動車業界を担う人材の育成を通じて、地域と社会の発展に貢献している。

今回の取り組みは、次世代モビリティに関する理解促進と自動車整備士の育成支援を目的としたもの。最新のEV技術や車両に直接触れる機会を学生に提供することでEVへの関心を高め、実践的な学びを促進。ヒョンデは先進技術やブランドの価値に対する理解を深めてもらうことで、ヒョンデの電動化に対する意気込みや、EVラインナップの認知向上にもつなげていきたい考えだ。

写真手前左から群馬自動車大学校の小倉基宏校長、ヒョンデ モビリティ ジャパンの七五三木敏幸社長

同日には群馬自動車大学校にて寄贈式が執り行われ、群馬自動車大学校の小倉基宏(おぐらもとひろ)校長と、ヒョンデ モビリティ ジャパンの七五三木敏幸(しめぎとしゆき)社長が登壇した。

七五三木社長はこのように述べている。
「私たちは世界で最も車を厳しく評価している日本のお客様にたくさん乗っていただいて、日本車との違いとしてどこが優れていて、どこを改善していくべきかを勉強していきたいと思っております。群馬自動車大学校の皆様へのサポートとして、車両寄贈に加えEVの研修やトレーニングなどをさせていただき、EVの整備環境をより身近なものにしていきたいと思っております。学生の皆様にはヒョンデの車を是非見ていただいて、いろいろな声をいただきたいと思っております」

一方、小倉校長はこう述べている。
「コナを本校に寄贈いただきありがとうございます。最新技術の詰まった貴重な教材をいただき嬉しく思います。学生にとっても私たちにとっても今後必要とされるEVの教材は貴重で中々手に入るものではございません。ガソリン車にはないEVの魅力を学生が見て、触って、運転して、修理できるというのは本当に貴重だと思っております」

今後ヒョンデは、群馬自動車大学校の職員と学生に向けたEVに関する「技術研修」と「特別授業」を予定。基本的なEVの特徴やEVと他のパワートレインとの違い、さらにはEV最新技術や電動化時代に関するこれからの未来についてなどが主な内容だ。これらを通して、学生が電気自動車に対する理解をより深め、未来のモビリティ社会における整備士としての視野を広げる機会となることが期待されている。

ヒョンデ公式サイト「コナ」