EQテクノロジーを搭載する新型CLA 250+のために開発される新しいバッテリーは、高効率な800ボルト電気アーキテクチャと革新的なバッテリー化学構造の採用により充電時間を大幅に短縮する。これにより、EQテクノロジーを搭載した新型CLA 250+は、わずか10分で最大325kmの航続距離分のエネルギーを充電することができる。CLA 250+の最大航続距離は、合計で最大 792kmに達する。

高度に複雑化されたバッテリーは、約350mの生産ラインで製造されている。約50種類の異なる手作業と高度に自動化された組み立て工程を経て、多数のコンポーネント、セルモジュール、冷却プレート、センサーがケース内に精密に組み込まれ、その後、バッテリーの電子コンポーネントと統合型高電圧配線により接続される。最後に、さまざまなテストベンチで電気的および機械的な安全確認が行われる。

この工場は、メルセデス・ベンツのデジタル生産エコシステム「MO360」に完全に統合されており、MO360データプラットフォームを通じて生産ネットワークと接続されている。これにより、出荷されたすべてのバッテリーの完全な追跡可能性が確保され、生産データを含むすべての情報が管理される。