業界人コラム 航空自衛隊・海上自衛隊：ヘリコプターの能力を見る③「航空輸送」「哨戒」空自と海自のヘリの使い方【写真・2枚目】 防災訓練では、空自ヘリCH-47Jは離島の傷病者を石垣島の「おおすみ」へ運び、艦内医療施設で対応。重傷者などはさらに別の医療施設へ空輸するなど航空広域搬送も踏まえたものだった。写真は緊急時にエンジンを回したまま給油を行なう作業を訓練しているもの。 航空自衛隊の輸送ヘリCH-47J。石垣島で行なわれた大規模防災訓練で海上自衛隊輸送艦「おおすみ」の飛行甲板へ着艦する。空自ヘリが海自艦へ発着艦するなど、陸海空自衛隊を統合運用する訓練は近年精力的に行なわれている。 長崎県対馬北端の海栗島レーダーサイトへ飛来したCH-47J。日常的に人員・物資輸送にあたる。背後の海上に風波が立っている状況からわかるのは、悪天候下での飛行訓練も行なうことで、サイトの生存性を担保するものだ。 海栗島レーダーサイトの遠景。東西方向に細長い地形で西端にレーダードーム、その他各所に隊舎などの施設が見える。写真手前の山々は対馬の北端部分の地形。 護衛艦の飛行甲板へ着艦する海上自衛隊哨戒ヘリSH-60K。写真／海上自衛隊 ディッピング・ソナーを海中へ降ろしているSH-60Ｊ。降下させたソナーによって潜水艦の位置を特定する。機体右側後部に搭載された磁気探知装置（MADバード）は海中を潜航中の潜水艦が発する磁気の乱れを探知し、位置を特定するもの。取り付け部からワイヤーで繰り出される仕組み。 海自砕氷艦「しらせ」に搭載された多用機CH-101。キャビンは最大36名が搭乗できる広さがある。写真／海上自衛隊 南極に到着した海自砕氷艦「しらせ」。後部の格納庫から飛行甲板へ多用機CH-101が引き出されている。写真／海上自衛隊 この画像の記事を読む
