Hennessey SUPER VENOM Mustang

特別な1台に与えられる「ヴェノム」の称号

「ヘネシー スーパー ヴェノム マスタング」のエクステリア。
マスタング ダークホースをベースに、エンジンやエアロダイナミクスがアップデートされ、ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリングが、最強のマシンにのみ与える称号「ヴェノム」が与えられた。

様々なハイパーカーを手がけてきたヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリングは、マスタングのパフォーマンス仕様「ダークホース」をベースに「スーパー ヴェノム マスタング」を完成させた。純正の5.0リッターV型8気筒自然吸気エンジンをチューンし、最高出力は506PSから861PSへと約70%も向上。さらに最大トルクも55%アップとなる881Nmを実現したという。

大幅アップを果たしたエンジンパフォーマンスに対応すべく、ハンドリングと冷却性能を向上させる専用のカーボンファイバー製「ヴェノムエアロ(VenomAero)」パフォーマンスキットを装着。公道だけでなくサーキットにおいても最高レベルのパフォーマンスを楽しむことができると謳う。

ヘネシー・パフォーマンスの創業者兼CEO、ジョン・ヘネシーは、スーパー ヴェノム マスタングについて次のようにコメントした。

「長年にわたり、私たちは最強マシンにのみ『ヴェノム(Venom)』の称号を与えてきました。ヴェノム ヴァイパー、ヴェノム GT、そして最近ではヴェノム F5ですなどです。スーパー ヴェノム マスタングは、スーパースポーツと変わらないパフォーマンスを発揮し、保証付きでフォード・ディーラーから直接オーダーすることができるのです。さらに1991年の会社設立年にちなみ、91台のみを限定生産することにも興奮を感じています」

ダークホースから70%もの出力アップ

心臓部に搭載される5.0リッターV型8気筒自然吸気エンジンにスーパーチャージャーを装着、70%の出力アップとなる861PSという最高出力を実現した。
心臓部に搭載される5.0リッターV型8気筒自然吸気エンジンにスーパーチャージャーを装着、70%の出力アップとなる861PSという最高出力を実現した。

今回、ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリングは、ハイフローエアインダクション・システム、高性能スーパーチャージャー、アップグレードされたインジェクターと燃料ポンプ、さらにヘネシー製エンジンマネージメントシステムを追加。5.0リッターV型8気筒エンジンの出力を861PSにまで引き上げたという。

マスタング ブラックホースのために専用設計・開発された、カーボンファイバー製「ヴェノムエアロ」は、アグレッシブな形状のフロントスプリッター、フロントフードベント、サイドスカート、フロントフェンダールーバー、ダックテール形状のリヤデッキリッド、固定式リヤトラックウイングで構成。エアロダイナミクスに加えて、クーリング性能も大幅に向上した。

0-100km/h加速は3.2秒、0-1/4マイルは12秒という強烈なパフォーマンスを実現。スーパー ヴェノム マスタングの価格は16万3950ドルから。フォードによる純正保証プログラムに加えて、ヘネシーが展開する「3年/3万6000マイル」の追加保証も付帯する。

「ヘネシー スーパー ヴェノム マスタング」を動画でチェック!

「ヘネシー エスカーレド V H1000」のエクステリア。

最高出力1000PS超のスーパーSUVが持つスーパースポーツカーを凌ぐ加速力「ヘネシー エスカレード V H1000」公開【動画】

アメリカ・テキサス州を拠点とするヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング(Hennessey Performance Engineering)は、キャデラック エスカレード Vをベースに1000PSを超えるパワーを実現した「エスカレード V H1000」を発表した。併せて、公式YouTubeチャンネルに、ランボルギーニ ウラカン EVOとの対決動画を公開している。