タイゴはT-Rocより小さい欧州BセグメントのSUVで、2021年に発売されたVWの最新SUVだ。ブラジルでは「Nivus」(ニーヴァス)として販売されているが、タイゴはその欧州バージョンとなる。ニーヴァスは2024年10月に改良されており、それを追随することになる。

フォルクスワーゲン タイゴ 現行モデル

同ブランドは、T-Cross、T-Roc、T-Roc Cabriolet、Tiguan、Tiguanオールスペース、タイロン、トゥアレグ、ID.4、ID.5など、ヨーロッパで非常に多くの SUVとクロスオーバーを販売しており、これらのモデルを追跡するのが大変だが、その中で2026年にも最初にフェイスリフトが行われるのがタイゴだ。

フォルクスワーゲン タイゴ 改良新型プロトタイプ スパイショット

タイゴはリヤウィンドウがより直立したT-Crossはもちろん、T-Rocよりもさらに傾斜が大きくセクシーなフォルムだが、改良新型ではより魅力を増すことになる。

フォルクスワーゲン タイゴ 改良新型プロトタイプ スパイショット

フィンランド山中で捉えたプロトタイプは、ディテールを隠しているが、ノーズは欧州ティグアンなどの最新モデルに合わせようとはしてない様子がうかがえる。改良新型では、スリムデザインに切り替えるのではなく、深いグリルを維持するようだ。また、テスト車としては珍しく、VWのロゴが完全に露出している。

フォルクスワーゲン タイゴ 改良新型プロトタイプ スパイショット

ヘッドライには、新設計されたLEDデイタイムランニングライトを装備、もちろんテールライトのグラフィックも刷新される。

フォルクスワーゲン タイゴ 改良新型プロトタイプ スパイショット

現行型タイゴのダッシュボードは、2010年代のような古いスタイルだが、中央のタッチスクリーンを刷新、TFTインストルメントパックを搭載、ハイスペックグレードには、デジタル空調コントロールパネルが採用される。

フォルクスワーゲン タイゴ 改良新型プロトタイプ スパイショット

パワートレインは現行の1.0L直列3気筒及び1.5L直列4気筒ターボエンジンをキャリーオーバーし、最高出力は95ps、115ps、150psを発揮、すべて前輪駆動となる。